2010年09月26日

ランディ入院。。。

なぜでしょう・・・

やっぱり私のせいなのですけれど・・・

先日ランディが体調を崩して入院しました。
当初は病名もつかない原因不明の感染症との事。。

夜中に若干の嘔吐があったけれど
量的にも食事量からすると少なく、消化された物も有るので
胃の動きも問題ないと思い、恐らくそれまでの遊びすぎや
急激な天候の変化で体力を消耗したための消化不良程度。。
そう思って一晩様子を見ることにして朝まで休ませていました。

朝食時にいつも食いしん坊のランディが
食事を出しても口にせず、私のそばから離れようとしませんでした。

前日まで普段と変わらず元気に遊びまわっていた彼が
その日の朝から急に異常な甘えん坊になって
抱っこを要求し続けていました。

今までになかった事なのでものすごく心配になり
先ずは自分に出来る事からと
検温したり、心音や呼吸音を聴いてみましたが異常値ではなく
吐瀉物や排尿・排便もそれ程普段と変わりありませんでした。

つまりまだ兆候の出始め、病気なら発症まもない段階です。

当初の嘔吐から6時間以上経っていますので
もし元気なら胃の中は空っぽのはず・・・

ならば食欲無いのは気になりますし
何らかの原因で消化されずに滞留しているのなら
早期治療が必要になります。

これ以上は私の手には負えないので
先輩の獣医さんの所へ電話すると、この気候変化でここ数日
体調崩してる患畜の来院は多く、恐らくその類の不調ではとの事。

食事ができていないので、体の小さいランディには負担が大きく
早めに来院するよう促されて、その足で駆けつけました。

すぐ血液検査をしてデータを見せてくれたのですが
人間ならショック状態になっていても不思議ではない数値に驚愕!

患部特定は出来ないのですが
胃腸の何処かで重度感染症を発症している可能性が高く
取り敢えず付いた病名は「白血球減少症」
でも原因は不明のまま。。。


不思議なものですね。。
感染原因の細菌やウィルス、そしてがん細胞などは
自分たちが増殖するために人間や犬・猫などの生体にあるのに
その宿主(しゅくじゅ)となる人や犬・猫などが増殖した
菌やウィルス・がん細胞などによって滅ぼされ死んでしまえば、
増殖していた菌・ウィルス・がん細胞その物も
その時同時に死んでしまうのに・・・

なんで感染や癌って発症するのでしょうねぇ。。。

入院当日は突発的な事も心しておくように言われていましたが
当たりを付けて投与した抗生物質に反応してくれて
翌日には数値も少しづつ改善傾向に向い
先輩以外の獣医の方も、その回復に驚いていました。

発症時の変化に早めの対応ができた事で
ショック状態に陥る事を防げた事が抗生剤の効果を高め
あの小さな体のランディが自己免疫力を高めてくれたのもあり
取り敢えずの危機は脱せたかと思います。

ただもう少し感染が体内に広がってからだったら
敗血症などを併発し、体の大きさから考えると・・・

もう1日遅くなっていたら、もしかしたらランディにもっと深刻な
考えたくない事態が起こっていたかも知れないと言うことでした。

まだ退院の目処の立たないランディですが
今この時間も彼は必死に病気と戦ってくれています。
その頑張りに答えて、一日も早く回復できるよう
仕事の合間を縫って毎日面会に出かけています。

面会時に抱っこすると、甘えてクンクン舐め回してくるのは
小さな子供ワンコに戻ってしまったかのようで。。。
抱いていて私が泣いてしまっています。



先週から急に夏から初冬へと季節が走り抜け
人間でも風邪などの諸症状を訴える患者さんが増えています。
そして既にインフルエンザで学級閉鎖になった地域もあります。

どうぞ皆さん、この急激な気温の変動に負けないよう
体調管理に充分ご配慮くださいね!













nasubi83 at 17:27|PermalinkComments(10)TrackBack(0)ランディ 

2010年09月21日

救えるのは大人だけだから。。。

1歳の男の子の搬送。

灰皿の吸殻を誤嚥した上に、
応急処置を間違えた事による急性ニコチン中毒。


吸殻を飲込んだのを発見してから119要請まで3時間以上。。
ママの判断がもしかしたら子のこの人生を
大きく変えてしまったかもしれないケースです。

当初、男の子が口をモグモグしているのを発見した際に
お母さんが大きな声でお子さんを叱りつけたようで
お子さんは口の中にあった「物」を飲込んでしまったようです。

暫く叱った後になって、お子さんが吸殻を飲込んだ事を話し
動転したお母さんがペットボトルのお水を飲ませたそうです。

その後お子さんが落ち着いたように見えたそうで
イタズラした罰として泣きじゃくるお子さんを、
暫く子供部屋に一人にし、1時間ほどして静かになったので
様子を見に行ったらお子さんが動かなかったのに驚き119要請。

搬送時、既にニコチン中毒を発症しており
時間経過も可也しているので全身への影響も出始めていました。

ニコチン中毒はタバコの誤嚥の際に良く起こる子供の事故ですが
その事故を大きくしてしまうのが、家人による謝った応急処置。

ニコチンは水分と結合しやすく、タバコなどを誤って口にし
胃に入った際に水分を与えてしまうと
瞬く間に中毒症状を発症してしまいます。

しかも異物を飲込んでいるのに、様子を見る行為は危険で
一刻も早く処置を施さないと命に関る重篤な症状を招きます。

特にお子さんの場合は、お父さんお母さんの慌てぶりから
叱られる行為との区別がつかず、真実を言い出せない子も多く
赤ちゃんから小学校入学ぐらいまでの年齢は
興味を持ったものに手を伸ばしてしまう事も多いので
もし誤嚥や誤飲を確認したら、もしくはその可能性を見たら
救急要請するか、応急相談を消防署などに入れるなど
早めの対処が肝要になります。

残念ながらこのお子さんのケースでは
後遺障害の残る可能性が高く、入院期間も先が読めない
チョッと心配な症状です。


お子さんは興味を示したものには手を出してしまいます。
それをガードするのは近くにいる大人しか出来ません。
それでも誤って起こる事故は耐えません。

ですから応急処置の判断なども重要になります。
自身のない処置行為や、思い込みの判断は危険です。
分からない症状を訴えた際には自己判断ではなく
早めの処置を受けるようお心掛けくださいね!


最近ではお子さんと一緒に受けられる
応急処置体験講座なども、地域の消防署や保健所で実施してます。
お時間のあるときに一度体験されてみるのもいいですよ!












nasubi83 at 16:43|PermalinkComments(9)TrackBack(0)お子さんたち 

2010年09月13日

夏の終わりの夕暮れに・・・

P1000001_R



























え~、ランディです!  こんにちわ(^^)

この所、ママが忙しいようなので僕のお散歩も夜遅くだったり
まだ夜の明ける前の朝焼けを眺めながらだったりで
なかなかゆっくりノンビリとはお散歩できませんでした。。。

そんな時、おばあちゃんが久しぶりにママのところへ遊びに来たので
ママにも何とか時間を作ってもらって3人で一緒にお散歩です!!

P1000003_R   































                

おばあちゃんも一緒の散歩は久しぶりなので
ママとおばあちゃんが昔を懐かしむ公園へ行ってみました。

僕の後ろには霞んで見えているのがNHKの建物。

P1000008_R


































公園内の噴水は厳しい暑さを和らげてくれますね!
僕もなんとなく笑顔になっちゃうよ(^^)

P1000009_R


































本当はお水は苦手なんだけど、ここはいつものお友達も居るんで
これだけお池に近づいてもヘッチャラなんだよ!!


そして公園を一回りして帰ろうとしたら・・・

この間もここでお会いしたお二人にまたまたお会いしちゃいました。
いつものように靴下は履いてないご主人様と
クラブの代わりに僕のお友達のラッキー君を抱いている奥様と
そして何故か!?
おばあちゃんに抱かれた僕とのスリー&2ワンショットです(^^)


P1000010_R


































おばあちゃんの切な希望で全身加工しての写真ですが
僕だけシッカリ映っているのがわかりますか?

本当は素足のおじさんが僕を抱っこしてくれたんだけど
その写真の僕はラッキー君と見つめあってて・・・(^^;)

後姿で誰だかわからないっておばあちゃんからクレームが入って
こっちの写真使わせてもらいますね(^^)

ラッキー君は僕より10も年上のお兄さんので
いつ会っても落ち着いた優しい眼差しで僕を見てくれるんだ!
頼れる兄貴って感じだよね!!



この夏は暑すぎて中々夕方のお散歩に行けなかったから
久しぶりの夕暮れ時の芝の感触が嬉しかったよ(^^)

また裸足のおじさんにも遭えたしね!

ママはまだチョッと忙しそうなので、
ブログの更新やお返事が遅くなっちゃうかも知れないって
言っていたので、どうか皆様僕に免じて許してやってね!

                   ランディでした!!




nasubi83 at 21:53|PermalinkComments(10)TrackBack(0)ランディ 

2010年09月11日

まだまだ熱中症注意ですよ!

台風が猛暑を連れ去ったかと思われたこちらも
その翌日には又猛暑が再来です。

そんな中、搬送が相次いだのがまたしても熱中症の患者さん。

搬送元の現場は違っているのですが、
そのいずれもが建設現場や工事現場などの外仕事の職人さん。
しかも重篤化して搬送される殆どの方が40代以上の患者さんです。

時折10~30代の比較的若い世代の患者さんの搬送もありますが
40代以上の占める割合が可也多くなってきています。
特に60代前後の患者さんは重篤化しているケースが顕著です。

外の現場で働く皆さんの健康管理なども
可也徹底して水分補給や休憩を多めに取られるようにされ
職人さん一人ひとりもマイボトルなどで小まめに水分摂取されて
気をつけてらっしゃったようなのですが、
ここへ来て夏の疲労の蓄積や、収まらない猛暑に耐えられず
仕事中に気分が悪くなって、手足の痺れやボーっとしたりで
チョッと横になったらそのまま意識を失ったという
ケースが多いそうです。

駆けつけた現場責任者と言う方が説明してくださるには
以前に比べて職人さんの高齢化が進んでいるそうで
現場に給水気を設置したり、日中の気温に応じて休憩の回数を
規定以上に増やして身体を休ませるように注意していたのに
体力ではカバー出来ないほどの疲労蓄積などで
9月に入ってから急に熱中症に倒れる作業員の方が増えたそうです。

うちに運ばれるほどではなくても
仕事が終わってから自分でクリニックを訪れて
痺れやめまいなどの症状を訴える職人さんも多かったそうで
現場を預かる管理責任者の方も困惑するほどの
この猛暑の夏です。

間もなく彼岸の声も聞こえますが
「暑さ寒さも彼岸まで」となってくれれば良いのですが
もう暫くは皆さんどうぞこの暑さに負けないよう
健康管理に努めてくださいね!

外仕事される方だけでなく、7月8月の疲労が出る時期です。
夜間の室温設定にもまだ気を配る必要が残っていますよ!









nasubi83 at 12:23|PermalinkComments(8)TrackBack(0)病棟 

2010年09月07日

バタバタと。。。

P1000011_R
      
























九月の声を聞く頃から公私ともにバタバタとしだして
中々ブログ更新がはかどりません。。

大学院生の学会発表用論文(英文)の査読の査読をこなしたり
学部生(4年生大学生)の後期授業の下準備などに時間をとられ・・・

脳死臓器提供者(ドナー患者さん)の予想以上の増加に
その対応の再確認などの講習会なども入り
ここへ来て多剤耐性菌の新たな問題も・・・。


仕事でバタついている以外にも
夏休み終了間際には教授主催の研修旅行や
学会対応の準備で大学と病院の往復で一日が終わっています。

そんな慌しく、暑さも弱まらない日々の中でも
今朝は夏には珍しく富士山が綺麗に見えました。

もしかしたら他の日にも見えていたのかも知れませんが
私に余裕がなかったのか!?
こんな綺麗な夏富士を思いがけなく見ることが出来て
思わず携帯写真に収めて、ICU患者さんのベットサイドモニターへ
アップして外の風景をご覧いただきました。

入院が長引くと、外の景色を眺める気力すら湧かない事も多く
病室の天井の模様ばかりが目に残ってしまいがちですが
ICUの患者さんには、これからもっと頑張って回復に努めていただき
一日も早く一般病棟へ転棟頂かなければいけませんから
今日のような綺麗な富士山の写真を、
今度は病室の窓越しにご自身の目でご覧になられる様に
気力を高めて頂ければいいのですが。


明日には台風の影響もあって、
この綺麗な風景は望めそうにありません。

連日の暑さで全くお湿りがなかったこの夏なので
多少の雨は良いのですが、余り降りすぎても困ります。
特に外来に通われてる患者さんにとって
雨は病気に匹敵するほど辛い思いがしてしまいます。

程よいお湿りを期待して、夏富士を目に焼き付けておきましょう!






nasubi83 at 14:18|PermalinkComments(12)TrackBack(0)徒然に 

2010年08月30日

夏休みの思い出作り。。

昨日、深夜明けにチョッとお買い物があって
近くのショッピングモールへ行ってみました!

そこではこの時期特有の色々な企画イベントが・・・

P1000004_R 

































キッズのお料理教室!!

幼稚園生くらいかな!?
小さなお子さん達が本格的にお料理を習っていました!

P1000003_R
























自分達で作ったものを試食している可愛い笑顔(^^)

これはクッキングスタジオが主催する
子供向けお料理教室の人気コースなのです。

P1000005_R


































そのコースに夏休みの自由研究の特別コースが設定され
超人気コースになったようでした(^^)

ガラス越しに見ていても微笑ましい光景で
作っている所をカメラに収めるのを忘れてしまいました(^^;)

P1000006_R


































そしてこちらも自由研究のビオコープ作り体験会!

お父さんお母さんと一緒に、小学生くらいのお子さん達が
ペットボトルなどを使ってビオコープを作っていました!

夏休み最後の日曜日。
子供さんたちにとっては忙しい思いと楽しい思いの交錯した
思いで深い一日になったでしょうね!

病院の子供達も、早くご家族と一緒にこうしたイベントを楽しめ
一日も早く学校へ通えるように回復されるといいのですが・・・

私達がもっとお手伝いしなきゃいけませんね!





nasubi83 at 15:53|PermalinkComments(14)TrackBack(0)

2010年08月25日

誤解は怖い!

60代男性の搬送。
搬送元はラジオ体操会場になっている公園からのようでした。

救急隊員からの一報では、熱中症症状で意識喪失。
口から泡を吹く状態で倒れてしまったようでした。

本当にこの猛暑の夏は
連日ひっきりなしに熱中症患者さんの搬送があります。
深夜帯でも日勤帯でも、余り時間に関係無しの搬送です。


この患者さんも、倒れてから搬送までが早かった事もあり
処置も直ぐに行われて徐々に回復されました。

既往症などをお聞きしていた際に
それまで毎朝ラジオ体操は欠かさず参加されて
自分では健康に自身があったと話されました。

ただ最近就寝中に尿意を催す頻度が増え
夜お休み前の水分摂取を控えていたそうでした。

そして朝のラジオ体操が済んだら青汁を水筒一本分のんで
帰ってから乾布摩擦をして、お風呂に入ってから
朝食を摂るのが日課だと自慢げに話されたのですが。。。


もうこれだけで熱中症の発症要素はすべて揃う状態なのに
ご本人は「すべて健康にいいから続けている」
そう信じて止まないお話しぶり。。。

小学生の頃(と言うので50年以上前でしょうか?)に
朝は乾布摩擦をすることで健康が身体に入ってくるから
それまでは一切食べ物も飲み物も口にしてはいけないと
何処かで習ったという事を、仕事をリタイアしてから思い出し
ここ数年続けていたそうです。。。
それでも熱中症のニュースを見て、身体に良いと聞いた青汁は
体操後に水分摂取のつもりで飲んでいたそうです。

この夏の夜の暑さは、今までのものとは比べ物になりません。

そして普段でも寝ている間に健康な人はコップ一杯程度の
汗をかいているのですから、この夏はそれ以上の発汗で
体内の水分は渇水状態になっています。
つまり血液がドロドロ状態です。

健康に良いと言うイメージの青汁ですが
これは繊維質が多く含まれるので体内での吸収には
可也の時間を要します。
つまり運動後の水分摂取に全く向かないものなんですよ!

その上、ラジオ体操に乾布摩擦と筋肉を動かし
益々水分が取られ、健康な方でも血流が滞る危険性が増します。
高脂血症などの方は、心筋梗塞や脳梗塞を起こしても
なんの不思議もありません。

この患者さんは幸いにも血栓が詰まる事がなかったので
大事には至りませんでしたが
熱中症で意識を失うほどの状態では
内臓器官へのダメージも心配になります。

誤った健康法など良く耳にしますが
時には直接こうして生命に関る事態を引き起こす事もあります。

しかも今年の残暑は今までの夏と同じと捉えるには
チョッと無理があるほど厳しさを極めています。

暑くてもせいぜい熱中症程度だから心配ないと高を括っても
そのダメージはジワジワと内臓機能を弱めている事もありますので
こまめな水分摂取や、ミネラル補給などもお忘れなく!

朝など身体が水分を即座に必要とする際は
スポーツドリンクなどの機能性飲料が安心かもしれないですね!

発汗で出てしまった水分以上は身体へ補給してあげないと
自分は大丈夫と思っていた患者さんのように
いつ自分の身に降りかかってくるかも分からないのが
この暑さの本当の怖さなのかもしれませんね!

どうぞ皆さんお大事に、この残暑を乗り切ってくださいね!








nasubi83 at 16:23|PermalinkComments(8)TrackBack(0)病棟 

2010年08月19日

真夏の夜の夢は儚く。。。



日勤勤務を終えて、同じ勤務帯だったお友達と一緒に
花火見物に出かけてきました。

MR(製薬会社の方です)さんが誘ってくださって、
4人で出かけたので今回はランディはお留守番でした(^^;)

ひさしぶりに。。 と、言うか
今年初めて浴衣を着て出かけたので
着替えている私を横目にランディが・・・

「今日のママは何か変なもの着ているなぁ」と怪訝なお顔!

そういえばお正月の着物も、夏のゆかたも
ここ数年忙しさに流されて殆ど着ていなかったから
ランディには不思議なのもしょうがないかぁ。。

着付けを忘れていないかチョッと心配だったけれど
何とか思い出しながら着付けてお出かけ。
ランディ、ゴメンね!

718








こちらの写真は携帯で撮ったのでチョッと小さめですが
こんな感じに綺麗な花火を楽しめました。


花火を楽しんだ後、じゃぁ食事でも・・・
そんなタイミングで必ずといっていいほど掛かってくるのが
病院からの呼び戻しコール!

研究協力してくださっていた患者さんが
急変を起こしてご家族が私を呼んでいるとの事なので
恥ずかしいけれど、浴衣のままMRさんが車で
病院まで送って下さいました。

流石にそのまま患者さんの前へは出られませんから
急いで白衣に着替えて患者さんの元へ!!

既に処置を終えられ、安定はされていたのですが
予期せぬ急変だったのでご家族も不安で一杯でした。

病状や処置内容などの確認をして、
ご家族へ説明に伺い不安をひとつづつ解消するべくお話し
遅い時間でも親身に聞き入ってくださるご家族は
疑問点など何度も何度もご質問頂き、
不安を払拭できるようお手伝いしてきました。
そしてご家族が帰宅されたのが午前2時過ぎ。

患者さんのみならず、重篤な患者さんのご家族も
一緒に病気と闘ってくださっているのですね!

さて私も帰ろうかと思い更衣室へ向かったら・・
当然ですけれど、そこには浴衣が。。。

そっかぁ。。
せっかく誘ってもらった花火大会も途中で抜けてきたんだっけ・・
確かにこれでは嫁に行くどころか
次回のデートのお誘いも無さそうですね(^^;)


仕方がないのでもう一度浴衣に着替えて帰ろうとしたら
廊下ですれ違ったDr.に

「なすびは浴衣で通勤してるのか?
 こんな時間に女の子が浴衣で歩いていたら襲われるぞ!」

そういえば既に午前3時過ぎ。
もう直ぐ夜が明ける時間ですけど、こうなったら襲われた方がましか?
なんて思いながらも、仕方なくタクシーで帰宅しました。






nasubi83 at 16:21|PermalinkComments(10)TrackBack(0)デート 

2010年08月12日

父さんなんか死んじゃいな!

救急車の扉が開き、ストレッチャーにつかまるように
大きな声で泣き叫びながら高校の制服を着た女の子が
患者さんに同行して来られました。

患者さんは40代男性、同行してきた娘さんと
自宅で親子喧嘩をしている際に意識を失い
けんかの仲裁をしていたお母さんが救急要請。

検査結果から虚血による急性心不全を確認
そのまま初療室にて処置を施し、
数時間後には安定させることが出来ました。


明け方過ぎに面会が可能になったので、
同行のお母さんと娘さんに病状や施術内容などを
お伝えに行ったのですが・・・

娘さんの興奮はまだ収まる事無く
病状説明が終わり、お母さんが面会へ行こうと促しても


「このまま父さんなんか死んじゃいな!帰って来ないでいい」


この位の年齢の子だと、こう言う非日常の場面に直面すると
現実逃避からこう言う発言をすることはよく有ります。

たしなめようと必死のお母さんを横目に
私は少しだけこの娘さんが羨ましく思えました。

今回はチョッとハードな喧嘩になったようだけど
私も父とこう言う喧嘩をしてみたかったなぁと思えて。。。


でも入院は必要ですが大事に至らなかったから
こんな事が言えるのかも知れないですね。

因みに喧嘩の原因は、娘さんの門限破りだそうです。
帰宅時間の遅いのを心配し、気を揉んでいた所に
帰ってきた安心感と同時に言い争いになって
急激な血圧上昇が発症の原因になったのかも知れません。。

皆さんが落ち着いた頃には
双方の気持ちも打ち解けて笑顔の家族に戻れるでしょうね!


せめてこう言う喧嘩が出来るまで生きていて欲しかったなぁ。。
やっぱりチョッと羨ましいかも(^^;)

 

 

 

 

 



nasubi83 at 14:11|PermalinkComments(10)TrackBack(0)病棟 

2010年08月07日

ある夜の救命受付で。。。

普段忙しい救急救命の受付窓口も
珍しくホットラインも鳴らない静かな深夜帯を過ごしていました。

そんな時救急外来の受付口のインターフォンが鳴りました。
勿論深夜なので外来は締まっている時間帯。
救急搬送は救急車がメインなので救急車用ゲートの方しか
開いてないのですが、ごく稀に自家用車などで駆けつける患者さんが
インターフォンを使う事があります。

内容を伺うと
今から直ぐに堕胎手術をして欲しい!
そう訴えているのは17歳の女の子でした。

一応病状などの確認の為お話を聞こうと救命へ案内し
相談室を開けて「病状」を伺おうとしたのですが・・・

体調は異常なく、おなかの赤ちゃんの成長過程を伺おうと
話を進めると、まだ検診を受けた事がないと言うことでした。

それなのになんで堕胎術をしなきゃならないの?
その質問に、 「さっき分かれたから!」

つまり彼氏とついさっき別れたので、彼の赤ちゃんなんて要らない
そう安直に考えて、救急病院ならこの時間でもやってると思い
一人で家から自転車でやってきたそうでした。。。。

こうなると救命では対応できないので
ワーカーさんを呼んで引継ぎ、彼女にも説明して
まだ未成年なのでこの時間にこちらに居る事を御両親に伝える事や
迎えに来てもらうまで帰せない事を話したのですが

「親になんて知られたら困る。明日までに堕してよ」

だけどね、大体ちゃんと検診もしていないのに
なんで赤ちゃんが居るのかどうか分かるの?

それに手術をするってそんなに簡単なことじゃないのよ。
身体にも負担が掛かるし、あなたと赤ちゃんの命に関る事だから
ちゃんと検査したり慎重に準備しなきゃいけないの。

それにこの手術は法律的に相手の男性の同意も必要だし
未成年のあなたには保護者の同意も必要になるのよ。

そう諭していると急に泣き出して。。。
結局ワーカーさんが連絡した事でご両親が迎えに来て
その晩は帰宅されました。


17歳の女の子が、夜中に自転車に乗って
救急病院にやってきて、彼氏と別れたから
明日の朝までにおなかの赤ちゃん堕してください!

コンビニ感覚で堕胎術を考えられたら
お腹の赤ちゃんが可哀想過ぎます。

現代の性教育ってこんなものなのでしょうかね。。。






nasubi83 at 19:17|PermalinkComments(8)TrackBack(0)病棟 
最新コメント
QRコード
QRコード