2009年11月06日

若い人ばかり罹ってしまって・・・

とうとう新型インフルエンザの大流行になりました!
まだ多少の地域性はあるようですが、
大都市を中心に多くの患者さんが加療・入院されています。

こちらでも受診待ちの長さが数時間などと言う医療施設も
当たり前のようになっていますので
高熱が出たからと言って病院へ駆け込んでも
直ぐ診療してもらえるとは限らない状態なのです!

そのなかには重症化され、入院が必要になるケースも
この所日々増加しています。

そしてその大半が14歳以下の若年者。
首都圏でも入院患者数の7割以上がこの年代のお子さんたち。

次いで多いのが20歳前後の年代の方で
学校行事や合宿所などでの集団感染の可能性が容易に伺えます。

死亡者数も毎日のように増えているので
今後の変異が予想もつかないのが現状なのでしょう。
当初は既往症のある患者さんのリスクが叫ばれていましたが
既に既往歴の無い健康な日々を送っていた方が
このインフルエンザ感染によって死に至るケースが
増えてきています。

重症化を防ぐワクチン接種もまだまだ進まず
当初最優先されるはずだった医療従事者でさえ
まだ予防接種を打てずに診療に当たる人も多くいます。

実は私もまだ接種されていません。
その理由はワクチン不足!

大規模医療施設でさえそんな状態です。
病院内でも優先順位を組み、少ないワクチンを有効に使うよう
先ずは新型インフル専用外来のスタッフ、そして一般外来。

救命救急はその次の予定でしたが
重傷患者の多くが若い世代と言うことから
急遽小児科及び呼吸器科のスタッフを優先することになりました。
その後は妊婦さんや乳幼児への接種が優先されています。

現状はこれほど過酷です!

それでもこれ以上の死亡者を増やすことは抑えたいです。
当初は弱毒性と言われていたこの新型インフルエンザも
これだけ広範に感染拡大すれば
どこかで変異・進化しているやも知れません。

そのスピードは未知の物で、来期以降の流行なのか?
それとも今シーズン中に強毒性に変異するのか?
そうなれば現行ワクチンは意味を成さず
若年者ばかりの入院割合で収まるとも限りません。

大学でもワクチン製造の基礎研究に当たる研究者は
可也きついシフトをこなしているようですよ!
私が半月ほど休み無く働いているのも比ではない程だそうです。


若い人が多く感染・重症化しているこのインフルエンザは
逆に見れば体力の有る患者さんなので回復もされているのでしょう。
これが高齢者に蔓延するような変異を抑えないと
可也厳しい病になるかもしれないですね!


以前、初老のご婦人が
「こんな病気は若い人が罹ればいいのよ」と、
言っていたのを思い出しました。

なぜ良識有るはずの年齢の方が
そんな事を言われたのか理解できませんが
病気は誰が罹っても大変なことなんですよ!

そして変異が起これば直ぐに
「明日は我が身」と言う事も
決して忘れないでいて下さい。

そうならない様に、
現場では日々病の封じ込めに努力していますけれど。。。

病気の封じ込めが先か? スタッフが過労で倒れる方が先か?

いずれにしても患者さんを増やさないように
そして罹ってしまった患者さんの早期回復の為に
もう一分張りしてきます。。。


皆さんも自己防衛のためにも
うがい・手洗いと言った、自分で出来ることからでも
感染予防を忘れずにされていてくださいね!



















at 11:03│Comments(8)TrackBack(0)新型インフルエンザ 

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この記事へのコメント

8. Posted by なすび   2009年11月07日 13:17
アキラさん、こんにちは。
警戒レベルとは下記URLの記事にもありますが
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt248/20091106AS1G0601A06112009.html
「全国規模での流行はさらに本格化している」と
いう指針の状態です。
ワクチン不足も問題化されていますが
ワクチンはその培養に時間が掛かるので一朝一夕に
生産できず今あるものを優先順位をつけて
供給するしかないんですよね。
欧米のように生産システム自体を根本的に変えれば
大量培養が可能ですが、その生産方でのワクチンは
まだ日本では実際に使われた事がないので、
日本人に対する安全性は分からない状態です。
それでもそのワクチンを輸入するしか現状ではないようで
今シーズンは何とかそれで乗り切るようですよ!
副作用がなければいいのですけれど。。。
7. Posted by なすび   2009年11月07日 13:09
ママさん看護師さん、こんにちは。
やはり週末の夜間はパニック状態でしたよ(滝汗)
お子さんが多い分、
付き添いの方も気が気ではないですし。。。
救命の方も他院での重症化からの転院要請も入って
処置室もバタバタ!
重篤者との隔離のためにスタッフが倍必要なので
NSナースは皆休み無く
髪振り乱して走り回ってましたよ(^^;)
そちらも大変でしょうがもう一頑張りですね!
お互い疲れきっていますが何とか乗り切りましょうね!
6. Posted by なすび   2009年11月07日 13:05
ばあばさん、こんにちは。
お近くにそう言った親切な診療所が
あるのは心強いですね!
でもワクチンなどの備蓄があるのかな!?
チョッと心配ですけれど、診てもらえる安心感だけでも
気分的に楽になれますものね。
隔離が無いようなら自己防衛しか出来ないので
高熱や咳き込んでいる患者さんがいたら、
待合室に入らずに待ったほうが良いかも!?
一番体調崩す時間帯が休日や夜間なので、
その時間に開いている病院は
どうしても患者さんが集中してしまい
待ち時間が長くなりますね。
ぐったりしているお子さんをあやしながら
待っている親御さんを見るのは本当に忍びないです。。。
5. Posted by なすび   2009年11月07日 13:01
けいちんさん、こんにちわ。
けいちんさんこそお忙しい時期に入りますから
どうぞご自愛くださいね!
クリスマスには又綺麗なプリザーブドフラワーの作品を
アップして下さいね!
楽しみにしています(^^)
4. Posted by sinobueakira   2009年11月07日 04:40
なすびちゃん大丈夫ですか?
チョット疲れがたまってるようですね。
睡眠不足も気になりますが、食事もきちんと取ってくださいね!
新型インフルの脅威はまだまだこれから冬場を迎えると感染が広がる恐れがありますね。
せめて、医療関係者には早くワクチン接種をしてもらわなければ困りますね、多くの患者さん達の為にも医療関係者が最優先されるべきだと思います。
昨日の国会中継で、新旧の厚労大臣の討論を聞いていて、与党も野党も関係なくワクチンの量とスピーディな供給をお願いしたいものですね。
ママさん看護師さんが言われている警戒レベルと言うのは一番厳しい状態なんですか?
強毒性に変異しない事を願うばかりです。
釈迦に説法ですが、十分注意してくださいね。
3. Posted by ママさん看護師   2009年11月06日 17:12
注意レベルから警戒レベルに危険度が上がりましたね!
今週末がひとつの山かな?
近所のクリニックなどが休みに入る土曜・日曜は
夜間対応している医療機関は待ち時間6時間以上も
ざらに出るでしょう。
うちの病院も先週末も、その前も最大7時間待ちでしたよ。
なすびさんのところも大変でしょうが、もう一分張りだね、お互い頑張りましょう!
そのおばさんは良識がないのでしょう。
病気は誰かが罹れば自分には関係ないと思っているんだろうね!!
そう言う人は自分のいった事も忘れて、今頃は大変大変って騒いでいるか、のんきに趣味を楽しんでいるような人でしょう。自分の子供や孫が罹らなきゃ大変さも分からないでしょうから気にしないのが一番よ!
週末の夜勤入ってるなら感染予防以上に身体に無理掛けないように注意してお仕事してくださいよ!
2. Posted by Happyばあば   2009年11月06日 15:39
私のかかりつけの医院では「高熱が出たらすぐ来ていいですよ。」と、言って下さってます。
電話連絡も入りません・・・と。
ありがたいですが、他の患者さん大丈夫かな?とちょっと心配してます。
そこでも中高生が多いとおっしゃってました。
ワクチンの接種予定表を見ても我々の年代は来年になってもありませんね。
必要な方からなので仕方ないですから、
今まで以上に予防に努めなくては。
なすびさんもくれぐれもお気をつけて!!
1. Posted by けいちん   2009年11月06日 11:29
本当にインフルエンザの猛威はとどまるところを知らない様子ですもんね。
なすびさんのように医療従事者でも不足してるワクチン。
新聞やニュースでしか情報はよく分かりませんが、医療現場はさらにとてつもない状況のようなので、なすびさんもくれぐれもお気をつけてくださいね。

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