2010年08月12日

父さんなんか死んじゃいな!

救急車の扉が開き、ストレッチャーにつかまるように
大きな声で泣き叫びながら高校の制服を着た女の子が
患者さんに同行して来られました。

患者さんは40代男性、同行してきた娘さんと
自宅で親子喧嘩をしている際に意識を失い
けんかの仲裁をしていたお母さんが救急要請。

検査結果から虚血による急性心不全を確認
そのまま初療室にて処置を施し、
数時間後には安定させることが出来ました。


明け方過ぎに面会が可能になったので、
同行のお母さんと娘さんに病状や施術内容などを
お伝えに行ったのですが・・・

娘さんの興奮はまだ収まる事無く
病状説明が終わり、お母さんが面会へ行こうと促しても


「このまま父さんなんか死んじゃいな!帰って来ないでいい」


この位の年齢の子だと、こう言う非日常の場面に直面すると
現実逃避からこう言う発言をすることはよく有ります。

たしなめようと必死のお母さんを横目に
私は少しだけこの娘さんが羨ましく思えました。

今回はチョッとハードな喧嘩になったようだけど
私も父とこう言う喧嘩をしてみたかったなぁと思えて。。。


でも入院は必要ですが大事に至らなかったから
こんな事が言えるのかも知れないですね。

因みに喧嘩の原因は、娘さんの門限破りだそうです。
帰宅時間の遅いのを心配し、気を揉んでいた所に
帰ってきた安心感と同時に言い争いになって
急激な血圧上昇が発症の原因になったのかも知れません。。

皆さんが落ち着いた頃には
双方の気持ちも打ち解けて笑顔の家族に戻れるでしょうね!


せめてこう言う喧嘩が出来るまで生きていて欲しかったなぁ。。
やっぱりチョッと羨ましいかも(^^;)

 

 

 

 

 



nasubi83 at 14:11│Comments(10)TrackBack(0)病棟 

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この記事へのコメント

10. Posted by なすび   2010年08月25日 15:16
wiredさん、こんにちわ。

あのままお父さんに何かあったら・・・
そう考えたら「羨ましい」などと軽率な事はいえませんね!

丁度父親が鬱陶しい時期でもあるのでしょう。
門限や生活態度など、親と子のギャップの現れるところでもあるのでしょう。

でも助かってよかった!

これで娘さんもお父さんをいたわる気持ちも
養われた事でしょうし、命のありがたみを実感したでしょう(^^)

娘さんが後10年もしたら「お父さんウザイ」なんて
いわれちゃうかも知れませんね(^^)

9. Posted by wired   2010年08月23日 23:53
お父さん良かったですね
このまま亡くなっていたら
娘さん一生悔いが残る所でしたね

僕も娘が2人なので
絶対、門限でもめるな・・・
覚悟しときます(-_-;)

なすびさん
あなたの事はきっといつもお父さんが
見守って下さっていると思います
毎日、頑張っておられる姿、素晴らしい
8. Posted by なすび   2010年08月19日 15:37
ニコニコおかみさん、こんにちわ。

確かに進学の時や就職などの進路を考える際は
傍で父がアドバイスしてくれたのかなって
そう感じる閃きみたいな物が有りましたよ(^^;)

きっと肉体がそこにないだけで
ズット見守ってくれているのだといつも思っていますが
たまに一緒にお酒が飲めたらなぁとか
もっと父の病気のことを早く感じ取って
治療させて上げられていればなぁなんて
後悔したりしてしまいます。。。

やはりもうチョッと生きて傍にいて欲しかったですねぇ。。。
7. Posted by なすび   2010年08月19日 15:28
徒然さん、こんにちわ。

その鬱陶しさを味わってみたいですよぉ(^^)
でもこの女子高生の喧嘩言葉も
なんとなく理解できる気がするのは一緒ですね(^^;)

今回は大事に至らなかったからこうして記事にも出来るし
笑って受け止められたのですけれど
まだ未成年のお子さんがいらっしゃる親御さんは
なんとしても助けなくてはと言う気持ちが
いっそう強く感じるひと幕でしたよ!!

私も父が傍にいてくれたら、嬉しいような。。
でもチョッと鬱陶しいかな!?  (^^;)

そんな思いがしてきました。。
6. Posted by なすび   2010年08月19日 15:22
ばあばさん、こんにちわ。

父の威厳と言うものはなんとなくですが
小さな子供ながらも感じていました。

ただ倒れるまで病気の重さを理解するには
余りに幼すぎた自分が未だに悔やまれます。
母も不慣れな海外暮らしでは、強引に病院へ連れて行くことも出来ず
結果的に仕事に翻弄された父を誰も案じる事ができず・・・

最近感じることですが、
時折今のは父のいたずら!?
そんなことが今まで何度かあったように思います。
きっと千の風になって、私の行届かないところを
見守ってくれているのでしょうね(^^)
5. Posted by なすび   2010年08月19日 15:12
アキラさん、こんにちわ。

こう言う親子喧嘩を見るたびに
いつも羨ましいなぁって思いますよ(^^)
お盆はゼミの研修で実家に戻れませんでしたが
きっと母と仲良く昔話でもしていたと思います。

私が父と喧嘩できるのはいつか私があちらの世界へ行ってからかなぁと
母に言った事があったけど、母曰く
「あのようへ行ってまで喧嘩することないでしょう」
確かにごもっともな一言でした。。。
4. Posted by ニコニコおかみ   2010年08月19日 11:05
父親って 年頃の娘からみると
元気で側にいてくれる時は 鬱陶しかったり 女親と違って 少し距離を置いて接したり なかなか素直に物が言えない存在かもしれません。
でも 亡くなってしまうと 
家族をおおきな包容力で見守っていてくれた事 とても大きな存在であったことに気が付かされます。
なすびさんは早くにお父さんを亡くされたので いっそう お父さんへの思いが
強いことでしょうね!
亡くなった後も きっとすぐ側で
愛娘の事 見守っていてくれていると思いますよ。
私も時々 亡き父がすぐそこで見ていてくれるように感じることがあります。
3. Posted by 徒然   2010年08月17日 23:08
私は実の親と同居しているせいか、この歳になっても父親って鬱陶しい時が有るんですよ^^;
ここまでのケンカは有りませんが、娘さんが「帰ってこなくっていい」と言った気持ちはなんとなく分かる気がします。

なすびさんのお父様はなすびさんのすぐ横に居らっしゃるんでしょうね。
だって、毎日 あんなに忙しくなさっているのにきちんと仕事をなさっているんだもの お父様が見守っていてくれるからでしょうね。
2. Posted by Happyばあば   2010年08月15日 05:34
昔の父親の存在感は大きかったですから
叱られて口答えしたり、ましてや喧嘩するなど考えられない事でしたよ。
わが家だけなのかな???
ある意味この娘さんがうらやましいですね。^-^
もっと何でも話せる親子でいたかったと思いますけど、以外と父の考えてる事はくみ取ることが出来ました。
間に立ってた母親の力も大きかったと思います。
なすびさんのお父様がご存命ならば、忙しすぎるなすびさんを気遣いながらも、よくやってるな~と温かく見てくださってると思います。
千の風になっていつでもなすびさんの近くで見守ってくださってることでしょうね。
1. Posted by sinobueakira   2010年08月13日 03:41
なすびちゃんから見ると、この父と娘の喧嘩が少し羨ましく見えたかもしれませんね。
今日からお盆ですから、なすびちゃんのお父様も家に戻ってきていることでしょうね、喧嘩をする事は出来ないでしょうが、お父様を思い出して仲良くしてくださいね。
お父様も生きておられれば、そろそろ還暦を迎える頃でしょうかね?
お父様ももう少し長生きして、なすびちゃんの成長を愉しみたかったでしょうね、そして娘の自慢しているような気がしますよ!
なすびちゃんの活躍を何時も見守ってくれているお父様に感謝ですね!

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