2010年01月13日

雪国便り~小中学生と

皆さんのところの小学校や中学校はもう始業されていますか?
北国の小中学校の冬休みは少しだけ長く取ってあります。
勿論その分夏休みが短いので、年間授業日数は同じですけれど。。

この地域の学校は今日が始業式でした。
そしてここでは小学生と中学生が同じ校舎を使う
生徒総数20名弱の小さな学校です。

その学校で始業式の後、
全生徒合同のホームルームのような時間に
社会化見学の一環として
「診療所の仕事と医療従事者の体験談」などを
生徒さんたちに少し話して欲しいという要請が有り
本来はここに常勤しているDr.が
「救急医の役割」などをテーマにお話してくる予定でいました。

それが生徒さんの中の中学生の女の子が
将来は看護師に成りたいとの希望があるので
看護師さんのお話を聞かせて欲しいという要望に変わり
急遽私が学校へ出向く事になりました。

本当はそう言うところへ出たがらないDr.が
裏で校長先生に手を回したのかと思いましたが
学校へ行ってみるとその女の子が出迎えてくれて
チョッとありがたい気分になりましたよ!

大学の講義も学生さんは結構真剣に聞いてくれますが
ここの生徒さんたちの眼は興味津々とう言うのが伝わり
特に高学年になるほど真剣さが本気モードでした!

中学も2年生の今頃からは、高校受験を考えるときに
ここの子達は皆故郷を離れる事になるのですから
何らかの形で又村にもどる職に就ければと
思っている子が凄く多いのです。

そう言うバックグランドを聞いていたので
私もちょっとしたプレゼントを用意して行きましたよ。
サイズが合えばいいなと思いながらでしたが・・・。


お話としては
 「命について」、そして「その重み」・「病気予防の大切さ」
小学校低学年のお子さんにも分かり易く話すのに
チョッと苦労しましたが、色々例え話を交えながら
何とか多くの質問をいただけるように話してきました。

救える命・救えない悲しさ・・・
だから大切なのは予防する努力と諦めない気持ちの強さ
そして苦しくなった時には、一人で抱え込まない事。
そう言う意味での家族や友達の大切さ・・・

そんな話をしてきました。

小さな子には難しい面も有っただろうけど
最後まで飽きずに聞いてくれて、色々質問もしてくれたので
終わったときにはホッとしました(^^)

そして最後にプレゼントの公開です!
それは私の白衣(イメージできるようにワンピースのです)を
看護師を目指していると言う女の子に着てもらいました!

キャップ(帽子)が無いのが不満だったようだけど
今はキャップをしないのが一般的なんだと説明して
理解してもらいましたが、チョッと残念そうでした。


医療従事者にならなくとも、自分たちの育った村を
いつまでも忘れずにいてくれるような気持ちでいれば
どんな仕事に就かれても頑張ってもらえるだろうなと思い
生徒さん皆と握手して帰ってきました。


雪深い山村からいつの日かこの診療所を支える人が出れば
どんなに素晴らしい事でしょうね!



nasubi83 at 00:03│Comments(8)TrackBack(0)雪国便り 

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この記事へのコメント

8. Posted by なすび   2010年01月19日 15:59
ばあばさん、こんばんわ。

そうですね!
小学生は気持ちがストレートに顔に表れるので
話していてもその表情だけでもコミュニケーションが取れる気がしました。

小さな村の家族は3世代同居や近所や地域の
連帯感が強い分、高齢者の他界なども
小さなうちから身近なものとして受け止めているので
小学生でもなんとなく「死」というものを
感じ取っているようでした。
今変が一番都市部のお子さんたちと
違うなと思った点でした。

核家族社会の中では、
マンションの隣おじさんが亡くなったとしても
その葬儀の参列する事も無い隣人は
今では当たり前のようになっていますから
「死」や「命」といったものの感じ方も
地域性があるような気がしています。

小さなうちから「命の大切さ」を感じ取ってくれれば
チョッとした諍いなどで喧嘩になったり
暴力に訴えたりする「切れる10代」なんて子は
少なくなると思うのですけれどね。

難しいかなと思った「命の話」も
もしかした私の想像以上に受け止めてくれたのかもしれないです。

本当にいい経験ばかりの派遣でしたよ!
寒さと吹雪を除けばですが。。。


7. Posted by なすび   2010年01月19日 15:49
ニコニコおかみさん、こんにちわ。

寒い体育館の中で、じっと私の話を聞いてくれた
あのお子さんたちの中には
故郷を離れたくない、故郷を大事にしたい
そう言った強い思いを感じました。

その為に村の中で病気を治せればとか
怪我しても雪道を何時間も車で病院へ
連れて行ってもらわなくても済むように
自分たちがいつかこの診療所を病院にする
そう言ってくれた小学生の男の子もいました。

ハッキリとした故郷がない私には
郷里という深い存在を改めて実感させられました。
そして故郷のあることへの羨ましさが
益々大きくなって帰ってきました。

本当にいい経験をさせていただきましたよ。

6. Posted by なすび   2010年01月19日 15:44
大野さん、こんにちわ。

お久しぶりです。
お母様を初め、皆さん落ち着かれましたでしょうか!?
私の方こそ、「大変でしたね」と言う言葉しか見出せず
掛ける言葉に窮してしまいました。

それでも弟さんがご実家に戻られたようで
お母様も寂しさから開放されたのではないでしょうか?
大野さんも少し安心された事と思います。

時間とともに色々移り変わりますが
形が無くなっても、心の中に確りと刻み込まれたものは
いつになっても変わらないはず。
そう信じて前を向いて一緒に頑張りましょうね!

先ずは大野さんの健康管理が大事ですので
どうぞご自愛のほどお忘れなくお過ごしください。


5. Posted by なすび   2010年01月19日 15:39
アキラさん、こんにちわ。

博多でも雪だったのですね!
先週は今冬一番の寒気の流入だったとかで
全国的に冷蔵庫の中に入ったようなと言う表現が
ピッタリなほどの寒さだったようですね。
私の方は、連日の寒さに吹雪も加わり
北国の厳しさを実感してきました。

このお嬢さんは既に中学2年生でしたので
来年には家を出て高校の寮に入る予定の確りしたお子さんでした。
憧れと言うより、自身の将来を確りと持って
看護師の職業を受け止めてくださいましたよ。
4. Posted by Happyばあば   2010年01月15日 21:23
小学生の前でお話するなんて、めったに経験することではないですね。
子供たちの反応を見ながら話すのは
楽しかったでしょうね。
看護師さんは女の子の憧れの仕事ですから、
なすびさんの話を聞いてますますなりたい子供さんが増えたかもしれませんね。
小さなお子さんには命の話は難しいことかもしれませんが、
何らかのかたちできっと頭の中に残ってることと思います。
お疲れさまでした~
3. Posted by ニコニコおかみ   2010年01月15日 16:45
キラキラ目を輝かせながら
なすびさんのお話に聞きいってる
生徒さんたちの 姿が想像できますね。
きっと この中からなすびさんに憧れてりっぱな看護士さんが生まれて来ると思います。
なすびさんにとってもこちらでの 
いろいろな 心あたたまる体験は
大切な思いでになりましたね。
2. Posted by 愛媛の大野です   2010年01月15日 16:41
今年もよろしくお願いします
久しぶりコメントになってしまいましたがブログは拝見しておりました
日々の活動がとても濃い内容で、充実ともいえるのでしょうが大変ですねというとなんだか軽いようで言葉がない感じです
僕の弟も実家に帰り、昨夜田舎で仕事が見つかったと連絡がありました
僕の周囲でもいろいろ変わっていくものがあります、変わらないものもあります

くじけそうな時や落ち込んだ時に頑張っている仲間がいることをとてもうれしく
思います
1. Posted by sinobueakira   2010年01月14日 05:33
看護師さんを目指している、女の子にとって見るとなすびちゃんの存在は大スターのように映っているでしょうね。
男の子達がイチロー選手にあこがれるのと同じ存在だと思います。
地道ななすびちゃんの北国での診療活動に子供たちからのプレゼントだったのかもしれませんね。
お返しになすびちゃんからのプレゼントされた白衣はイチローのユニフォームと同じ価値のある物となったことでしょう。
お年寄りや子供たちから暖かい歓迎を受ける事ができたのも、なすびちゃんの努力に対する神様からの贈り物だったのではないでしょうか。
今日も良い話でしたね。
博多も久しぶりの雪で寒いですが、なすびちゃんの話のお陰で心が温かくなりました。有難うございます。

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