2010年11月10日

海外旅行先からの搬送

この夏休み、
海外旅行へ出られた方も多いのではないでしょうか!?
皆さんその際には旅行傷害保険などに加入されていますか!?

先週搬送された患者さんは50代男性。
海外から帰着された航空機より、民間の救急車両を使って
ご自宅の傍の病院と言う事でうちへの転院搬送になりました。


8月に夏休みを利用してヨーロッパへ家族旅行をされた際に
現地で脳出血を起こし意識不明のまま入院。
幸い観光名所からフライングドクターサービスで
近隣の大規模病院へ短時間で搬送され、
即オペとなりそのままICUにてふた月余りの入院生活だったそうです。

同行された奥様は語学力に全く自信がなく
医者の説明や付添いの際の宿泊先などの手配も
全て通訳を介さないと何も進まない状況だったようです。

幸いパッケージ旅行だったようで、現地係員が通訳などの手配をされ
病院近くのホテルの手配などもしてくれたようなのですが
通訳とは言え、医療用語をそのまま日本語へ訳せる人は少なく
日本語での既往症を伝えても、それを上手く医師に伝えられないなど
何度も何度も聞き返しながらのやり取りで、
奥様にとっては可也ストレスの貯まるふた月だったようです。

それでも容態は日々安定され、意識は戻らないものの
安静を保てるようなら帰国も可能だろうと言う事に。。。

そこで再度旅行会社の方へ帰国便のベット手配や
空港までのアンビュランスの手配など一切を頼み終えて
それまでに日本から駆けつけていたお嬢様も一緒に
帰国しようとされた際に、現地係員から知らされた全ての請求額が
なんと入院治療費のみでも数千万円掛かっていたそうです。

幸い医療費は海外旅行傷害保険でカバーできたそうで
現地では一切の支払いはなかったそうですが
もし保険に入っていなかったらと思うと。。。
そう言って現地での請求書のコピーを見せてくださいました。

奥様もお嬢様も、先ずはご主人のお身体の心配で頭が一杯な時に、
自分には分からない外国語で書かれた請求書や
現地通貨で示された請求額などを円換算する余裕はなく
しかも通訳が病状についてよく説明出来ない様子なので
お金の事など二の次・三の次と言ったところでしょう。


見せていただいた現地の請求書を見ると
請求は1週単位で、支払いが無い場合は退院してもらう・・・
シッカリとそう書いてありました!

つまり意識のない入院患者でも、支払いが無ければ直ぐに
治療レベルの低い公営病院へ転院させるということなのでしょう。

ただ公営病院はベットが常に満床で、
新たな受入れが可能かどうかは時の運です!
しかも高度医療は期待できないのが一般的です。



日本でも医療費は基本的には可也高額です。
それを収入などに応じて3割負担とか、負担0とかの
医療保険制度(政府管掌保険)があるので
個人での支払額は安く抑えられています。

勿論保険適用外の治療もあるので
それらは可也な高額になりますね。

日本でも保険証を持っていない外国の方や
保険料を滞納している方たちで正規手続きをされていないと
やはり治療費の全額負担になりますから
それなりの請求額になるので、その大切さを実感された事でしょう。


この奥様も帰国時の機内で本当に保険に救われたと
思われたそうです。

もし全額負担を請求されていたら、主人の容態どころじゃなく
どうやってお金を工面するかで頭が真っ白になるところだった。

そう言って少し微笑まれていました。

楽しい思い出作りのはずの海外旅行で
ご主人様が急に倒れられ、早くもふた月半になります。
未だ意識はハッキリしませんが
やっとご自宅近くへ戻られたのですから
後は何とか回復への道筋が見えられると良いのですけれど。。。








nasubi83 at 02:37│Comments(4)TrackBack(0)病棟 

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この記事へのコメント

4. Posted by なすび   2010年11月13日 01:35
ニコニコおかみさん、こんばんわ。

来年には大将さんとご一緒にベトナムですね!
楽しい思い出を作られるためにも出発前の体調管理が
重要になるのも海外旅行の準備ですね。

傷害保険というので、事故のカバーがメインにと思われがちですが
疾病保険も付与れているものが一般的ですから
そうした保険に加入されていると、このようなケースにも対応できると思います。
中には通訳のサポートもあるのですが
寄港地によっては、現地通訳のレベルに疑問符の付くところもありますので
(現地語→英語などは不自由なくとも現地語→日本語ではボキャブラリィが足りないなど)
お持ちのカード会社などへ出発前に問い合わせて
もしもの際の連絡先など確認されて行くと
慌ててパニックになる事も抑えられると思いますよ!
何と言っても、備えあれば憂いなしですもの!
どうぞお気を付けてご出発されてくださいね!

3. Posted by なすび   2010年11月13日 01:27
ばあばさん、こんばんわ。

お台場は観光名所になって可也な賑わいですね!
それにワンコ連れでも一緒に食事のできるカフェやバー
ショッピングモールなども豊富なので
人出と同じぐらいワンコにも出会います。
ランディもやっと少しづつ散歩距離も伸びて
他のワンちゃんともご挨拶できるまでになってきました。
とは言え完治した訳ではないので、無理は禁物なのですけれど。。

私も年に数回海外へ出ますから、保険は必須ですが
適切な医療行為を受けられる場所ならまだいいのですが。。。

この患者さんのケースでは入院期間も長く
開頭手術も受けられて、集中ケアも長かったようですから
医療費もかなりなものになったのでしょう。
でも今はそんなことも気にされずに
何とか意識回復に向かってもらえるよう
私たちが引き継がなければなりませんね!



2. Posted by ニコニコおかみ   2010年11月11日 09:38
なすびさん おはよう御座います。
海外で 病気になると 本当に不安で巣よね。
私も 語学がまったくだめですから
パニックになってしまうでしょうね。
人事とは 思えません。
それに 数千万円もの治療費にはビックリです。
今度の旅行の時は必ず保険加入して出かけますね!

ランディ君の元気そうな姿を見て
安心しました。
お散歩も 出来るようになって良かったですね~!
ママとの久しぶりのお出掛けに
ランディ君 とても嬉しかったでしょうね!オシッポがちぎれるほど
喜んだのでは・・・!
1. Posted by Happyばあば   2010年11月10日 08:25
おはようございます
まずランディ君お散歩できるようになって本当に良かったですね。
エリザベスカラーをしている時は痛々しかったですものね。
ピンクのお洋服が似合ってますよ。
お台場は一度だけ連れて行ってもらいましたが、私はフジTVくらいしか記憶にないんですよ^-^
こんなに開けてたんですね。

今日の海外でご病気になられた方の話はとても身につまされますね。
出かける時保険には入っても、こんな事が実際に起こるなんて考えませんもの。
とりあえず日本にも帰れましたし、あちらでの医療費の心配もなくなったわけですから、今は早く快復されることを願うばかりですね。

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