2010年12月08日

10の7乗

先日ノーベル賞受賞記念講演が有った事はブログに書きましたが
その講演を拝聴された講師の方から素敵なお話を伺いました。

現在迄にノーベル賞を受賞された総数を今の人口で割ると
およそ一千万人に一人の割合なのだそうです。

10,000,000人に一人と記してみると
とてつもない数字に見えますね!

この数字を見ただけで、「私には関係ないもの」と感じてしまいます

普通に考えれば、どんな研究を成し遂げても
それが応用され社会寄与される可能性は数%程度。

ましてその中でも特に有効性の高い研究成果を上げて
この賞の受賞対象になるには上記のような割合になります。

つまり一般的に考えると自分の研究がノーベル賞に繋がるほどの
人類のための偉大な発見の可能性は小さい…と思ってしまいます。


そんな若手研究者や学生に発想の転換を促すようにと
根岸教授がおっしゃった言葉が
「一千万分の一」と考えるのではなく
「10人の内の一人に選ばれる研究を7回行ってみる」と考えれば
肩の荷が下りて発想がラジカルになれる。


研究者である以上、新技術・新素材等の開発や現行方法の効率化
応用法などなどの新分野への飽くなきトライをしている訳ですから
時に壁にぶつかる事も多々あります。。。
これは研究者の端っこの方にいる私でさえ感じることです。。

そんなときに煮詰まった頭の中をふと落ち着かせて下さる
そんな一言に感じられました。

生涯に7回、10人の中から選ばれるような研究体験なら
何とか私でもできるかもしれないかな!?

そんな気分を落ち着けられる一言をお持ちになっていること自体
やはり偉大な賞を受賞される研究者の方なのですね!
授賞式は今週金曜日です。

因みに先端技術と向き合う以上、常に誰もやっていないことを
真面目に受止め人一倍の努力をしなければならないとも・・

だから研究者は常に一番を目指さなくては新たなものは見えてこない
そうやって初めて少しだけ新たなものが見えるチャンスに出会える。
つまり二位じゃダメなんです!

二位を目指すようなら初めから他の人に任せてしまいなさい。

この言葉、閣僚のあの方に聞いてもらいたいですね(笑)











nasubi83 at 02:33│Comments(10)TrackBack(0)徒然に 

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この記事へのコメント

10. Posted by なすび   2010年12月10日 20:27
ばーびーちゃん、こんばんわ。

ワンコも可愛いですよ!!
是非いちどふれあってみてくださいね(笑)

体力低下など様々な症状も人により千差万別に出るようですので
ご自身にあった対処法を相談されながら乗り切りましょうね。
お手伝いできることが有ればいつでもメール下さいね。
9. Posted by なすび   2010年12月10日 20:24
ばあばさん、こんばんわ。

どんな時も行き詰ったら発想を転換する・・・
それだけで見え方も感じ方も変わってくるという事でしょうね。
それが推進力に生まれ変わりますもの。。

舞台はグローバルステージですから
目指すものもグローバルスタンダードからなのでしょう。

私の研究テーマや内容は、いつも10分の9ですが
それなりに評価されケア内容へ転嫁されていくものを見ていると
実子の成長を見るようで嬉しいような心配なような思いでいます。

それでも患者さんの回復に役立つものなら
これからも続けるだけは続けようと思います。
8. Posted by なすび   2010年12月10日 20:19
wiredさん、こんばんわ。

端的だけど的を得た言葉ですね!
これは技術者や研究者のみならず
全てのチャレンジャーに言える言葉でしょう!?

重みのある一言でした。。。
7. Posted by なすび   2010年12月10日 20:17
アキラさん、こんばんわ。

直接お話しした訳ではないのですが
本当に親しみやすい教授のようですね。

一番じゃないとダメなのではなく
一番を目指さないと、決して一番にはなれない!
そう言う事を言いたいのだろうと思います。
そしてそれは紛れもない事実です。

今までにない新技術や新薬・新しい治療法なども
後塵を追うだけでは新しい病気やウィルスなどが発見されても
短時間に治療も開始できず薬も見つけられない
それが生死を分かつこともあります。

誰も分からない事を最初に究明したり
最初に効果のある薬を見つけたり・・・
それが一番を目指すという事だと思いますよ。

6. Posted by なすび   2010年12月10日 20:09
ヨッコ先生、こんばんわ。

ご自身の研究内容もさることながら
後進への指導・心遣いが人一倍素晴らしい教授ですよね!
私も少しでも真似出来るよう研究者と言う以前に
人として見習いたい教授です。

5. Posted by ばーびーちゃん   2010年12月10日 17:10
なすびちゃんなら目指せそう!

こちらは体力気力ともに低下するばかりで
更年期とはこんなモノなのか~と
ため息ついてます。

今日ドッグ屋さん(餌とか小物とかのお店)
のガラスに張り紙があって
「里親募集!」と。

しばらく眺めました(笑)
4. Posted by Happyばあば   2010年12月10日 08:44
10の7乗、私はここでぴたりと止まってしまいますね^-^
もう前に進めません
発想の転換というのは、何をするにも大事なことだと思いますね。
その点は私にも出来るかな・・と。
根岸先生がTVで「今やスポーツでも映画でももちろん学問でも、舞台は世界です。」とおっしゃってたのが印象に残っていますね。
若者にもっと世界へ飛び出してほしいとおっしゃってました。
なすびさんの研究が10人の中から選ばれる事が7回おこること期待していますよ!!
3. Posted by wired   2010年12月09日 23:35
二位を目指すようなら初めから他の人に任せてしまいなさい

まったくその通りですね
(^_^)v
2. Posted by shinobueakira   2010年12月09日 02:27
ノーベル賞の根岸さんの姿をテレビで何度か見させていただきましたが、親しみやすい感じの良い方のようにお見受けしました。
一番じゃないとだめなんですね!
だから価値のあるものなんでしょうが、ノーベル賞の候補に挙がる人々も凄い人たちですね!
我々一般人と脳の細胞が全く違う世界の生物のような気がしないわけでもありませんが、身近にこのような偉大な方が存在するだけでもなすびちゃんの世界もスペシャルな世界に見えてきますね!
ノーベル賞を掴むのも夢ではないかもしれませんね!
頑張ってください!!
1. Posted by ヨッコ   2010年12月08日 20:06
さすがになすびさんの先輩のお言葉ですね!
発想の転換と言うだけなら簡単ですが
しっかりフォローして学生や若手研究者を元気づけているのには
やはりノーベル賞受賞するだけのかたなのでしょうね。

なすびさんも端っこではなく、立派にド真ん中で第一線の研究者さんですよ!!
これからの活躍も期待してますね。

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