2012年04月24日

希望の桜!

被災地:福島県富岡町立第二中学校 東側桜並木のトンネルです

富岡第二中学校東側桜並木トンネル

見事なまでの桜並木!
なのにお花見をされる人の姿は見受けられません。

気付けば下の写真のような、防護服を纏った関係者のみが
この桜の下で作業をされています。

0419tunnel01

ここは震災当初の医療支援でもお世話になった街の一つです。
原発事故以来、地元の人も避難したまま戻れない
全域が警戒区域の無人の町。。。


0420kijyun

町の桜開花の基準木にもなってるというソメイヨシノの古木。

誰にも見られることがなくとも、春の訪れを例年のごとく察知して
見事なまでのこの美しさを見せてくれました。

誰に見てもらうわけでもなく、それでも確りと自己主張するかの如く
こうして満開で春の訪れを告げてくれているようです。

どんな環境下でもこうして見せてくれた桜の切ないまでの美しさ!

写真でしかありませんが、どうかみなさんも見て愛でて楽しんで
そしていつの日かこの桜の如く、
故郷に戻った人々の歓声に包まれる事を思い浮かべて見てください。
それは希望に繋がるはず。

この街は原発事故当初の風向きなどから
比較的放射線量での規制は早めに解除されるのではないかと
そういった期待が持たれる場所でも有るのですが
未だ明日の事さえ知り得ない不透明な現実に置かれています。

この地に似た環境下でも、あの地震の揺れにより
大きく斜面を地滑りし数十メートルも滑落した桜の木からも
この春、誰に見られることもなく
満開の美しい花を咲かせてくれたところもあります。


どんな地でも自然の営みはこの国にある「四季」といった宝物に
文字通り花を添えてくれています。

花を愛で季節の移り変わりに心躍らせ、復興への希望を持つ気持ちは
例え意見の相違や感情の行き違いがあっても
必ずや乗り越えられるものだと信じます。
何故ならこの国に何百年・年千年と繰り返してきた季節の移ろいを
私たちは心の底から楽しみそして「和」を大切にする
そう言った国民性を備え持ってているのですから。。。

誰に見られることなくも、健気にも今年の春を告げてくれた富岡の桜。

どうか皆さん心の片隅にでもこの美しさを残してみてください。
そして、いつの日か本当に皆さんと、
私へコメントくださった全てのみなさんと
そして地元の被災者のみんなと一緒に
この桜の下でお花見をしたいと願います。

意見の行き違いも全て誰かを想う気持ちからの
ほんの僅かなボタンの掛け違いのはず。
その小さな掛け違いはこの桜の美しさ・健気さからしたら
微かな事でしかないでしょう。

この桜から大切なそして大きな力を頂いています。




この場所は上記のとおり警戒区域内ですので
この写真は転載したものです。

私の写真ではありませんが、この桜をみなさんに見ていただきたく
そして警戒区域とはいえ、この桜のように日々を滞ることなく
前へ前へ進もうとする希望や力を被災者は強く持って過ごしています。

私もその一躍を担えるよう微力を投じて行きたいと思います。













nasubi83 at 19:11│Comments(4)TrackBack(0)徒然に 

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この記事へのコメント

4. Posted by なすび   2012年04月25日 17:37
shinjiさん、こんばんわ。

時間は早いもので一年の月日を経る事ができましたが
警戒地域などの街並みはあの日のまま
時間が止まったままですね。
この桜の下でみんなで集えるのは何年先になるのかと
書いた後から大きな課題のように受け止めています。
それでもみんなと一緒にお花見をしたいと
仰って下さったのに感謝しています。
そんな日が一日も早く来ることを祈っています。

ガレキで怪我をしていたのを今思い出しましたよ(-_-;)
私ドジなんです。。。

3. Posted by なすび   2012年04月25日 17:30
ばあばさん、こんばんわ。

誰にも見られる事もなく、
それでも例年のごとく美しい花を満開に咲かせた姿は
私たちに遅々として進まな復興への明かりを
照らしてくれるかのようにも見えます。
きっとオットットさんが撮られた日の出の写真も
同じように希望や勇気を授けてくれる力を備えた
本当に美しいものなのでしょうね。

今朝方の地震は勤務中だったので
揺れそのものより各患者さんのご様子や
全ての機器のチェックに追われてバタバタでした。
震災以来余震の度に襲い来る不安は未だに消えませんね。
2. Posted by shinji   2012年04月25日 10:43
うちの地元の桜ももう満開を過ぎた頃かなと
この写真を見て思い出しました。
富岡同様地元も未だ警戒区域内で実家には一年以上戻れません。
あの日余震や津波の被害と原発で何かあったらしい
という情報だけしかなく入院中のオヤジのことが気がかりになり
駆けつけた病院そばには既に被災したけが人も多くいたけど
その中でテキパキ指示出しして患者を搬送したり
けが人の手当をしていたなすびさんが目に焼き付いています。
なすびさんだってあの余震や放射能の恐怖はあったのに。
確かあの時あなたもガレキで怪我してましたよね?
なのにほんとうにありがとう。
去年も今年も桜をゆっくり楽しむには
まだまだ心の傷が深い地元の人も多いけれど
あなたが言うとおりいつかみんなと一緒に
この桜の下で意見の違いをぶつけ合ってもいいから
お花見したいですね。
希望の桜、まさにそのとおりです!
1. Posted by Happyばあば   2012年04月25日 06:34
なすびさんおはようございます。
1時間ほど前にも千葉で地震があったとか。
終わりのない現実に気が重くなるばかりですが、
富岡町の桜を掲載してくださってありがとうございます。
見てくれる人がいなくてもこんなにきれいに咲くんですものね。
皆さんいつかはきっと!!という希望をあらためて持たれたことでしょう。
オットットさんが富岡町の海から昇る朝日の写真を撮って来てくれてるのですが、それを今ずっと壁紙にしています。
こんな穏やかな日を取り戻せないものかと願うばかりです。
あまりにも美しい桜に思わずコメントしてしまいました^-^

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