お子さんたち

2010年12月16日

なんで寝てるの!?

この所の寒暖の差の激しい日が、
知らず知らずにお身体に影響を及ぼしていることも多いですが・・

自宅玄関先で倒れられているところを隣家の人に発見され
救急搬送されてこられたのは60代男性。

状況から心筋梗塞が疑われ到着と同時に救命処置に掛かり
患者さんに群がるようにDr.やNs.が処置台を取り囲みました。

いくつかの処置を施しましたが、おうちの前で倒れられてから
お隣の方が気付くまでにかなり時間があったようで
蘇生術にも反応はなく、残念ながら力が及ぶことはありませんでした。

その事を告げにご家族の所へと向かったのですが・・・

救急車に同乗されて来たのは4歳のお孫さんだけでした。
通報してくださった隣家の人は、患者さんの息子さんへ連絡する為
勤め先の工場まで走って行かれたそうで、
一人残すわけにいかないとお孫さんを救急隊員に預けたそうです。

普段、お孫さんの保育園への送り迎えは患者さんがされていて
息子さんご夫妻はそれぞれの勤務先へ出かけられ
朝の時間はおじいちゃんとお孫さんだけのようでした。

この日の朝もいつものようにお孫さんは保育園へ出かける準備をし
おじいちゃんと一緒にご両親を送ったそうです。
それなのに。。。

息子さんご夫婦がこちらへ駆けつけられるまで
お孫さんは私と一緒に絵本など読みながら待っていたのですが
おじいちゃんの事が気になるのは当たり前で・・・

「もうおじいちゃんに会える?」

「おじいちゃんは何でずっと寝ているの?」

救急車内から横たわったまま、問いかけにも反応することなく
お孫さんからは「寝ている」ようにしか見えなかったのでしょう・・・

息子さんが到着して先に患者さんとお会いになられた後
お孫さんもベットサイドへ連れてこられ、
おじいちゃんに会わせて上げられました。

お孫さんは
 
 「おじいちゃん、もう朝過ぎてるのになんで寝てるの?」

その無邪気さに涙が誘われました。。。




こちらでも今朝は急に寒くなりました。
皆様もどうぞこのヒートショックには十分お気をつけになり
暖かくしてお過ごしくださいね!
トイレやお風呂場なども居住スペースと大きな温度差にならないよう
マットを敷いたり、先にお湯を流して床を暖めるなどして
足元の感触を温めるだけでも効果は有りますよ!














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2010年12月03日

何か欲しいものありますか?

搬送されたのは中学2年生の女の子。。

他の病院で肺疾患の治療を受けていたそうですが
近いうちに大きな病院へ紹介状を書いてもらう予定で
新たな治療方針を模索している最中の急変だったようです。

自宅でいつものようにお風呂に入って
寝ようかと自室へ向かう途中で苦しさを訴えお母さんを呼び
その状態の悪さから119要請されてこちらへ搬送。

肺の状態がかなり良くなくて、このままでは命の危険も・・
すぐに喉を切開して機器による呼吸補助をする事になり
付き添われてきたご両親へその説明をし手術準備。

取敢えずの手術は成功して呼吸は助けられているので
患者さん本人も落ち着けたようでした。

術後の状態を確認に行った私の手を握ってくれて
呼吸が楽になっていることへの驚きと・・・
それと同時に今は自分の声が出ない事への不安とストレスが。。

何度かの入院を経験されているという事で
病院慣れはしているという事でしたが、普通に喋れないのは
この年齢の御嬢さんには大変な苦痛でしょう。

今は呼吸が安定して全身への酸素の取り込みも改善され
これからの肺自体への治療の為に体力を付けなくてはいけません。

そんな事を分かりやすく噛み砕いた言葉で
説明しながら会話をした帰り際に問いかけた
     「何か欲しいものはありますか?」 
                            の言葉に

彼女から帰ってきた返答は ・・・ 「声」
そう筆談で答えた彼女の目は、光るものでいっぱいでした。。。








nasubi83 at 14:37|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2010年11月26日

最期のKiss

ホットラインから小児搬送の受入要請
患者さんは10歳の女の子。

自宅近くでタクシーと接触。
頭部・胸部をはじめ上半身は強打による
多発外傷及び骨折などなど・・・
意識もなく呼びかけにも反応はなく
かなり厳しいなか、何とか一命を取り留めたく
蘇生術と同時に各種検査を施したのですが。。。

取り立てて頭部損傷が著しく、ほぼ即死と言える状態でした。

まだ10歳・・・
ご両親がそろってのお休みが久しぶりだったそうで
この日は朝からお父さんに甘えてそばを離れず
気を良くしたお父さんが 
  「サンタさんからのクリスマスプレゼントは何が欲しい?」
そう聞いた時に、
  「○○が欲しい」
そう応えると満面の笑みでウキウキされ
  「トイザらスに売ってたから見てくる」
それが親子での最期の会話になってしまったようでした。。。

お子さんは嬉しさの余りか、お父さんの問いかけに
欲しかった物を思い出したのでしょう。。

もうすぐ貰えるそのプレゼントを、
もう一度売り場で早く目にしたかったのでしょうか!?

通りなれた道とは言え、自宅を自転車で出かけて間もなく
飛び出した路地の先には不運にもタクシーが・・・


救急車に同乗してこられたご両親に、
手を尽くしたが力及ばず救えなかった事を心からお詫びし
時刻を読み上げて、深く頭を下げました。

現実を受け入れられないお母さんは
お子さんの体を揺り動かし、名前を呼びながら号泣され
それを制止するように自制に努めながら
奥様を抱きしめられたお父さん。

暫くご家族の時間を過ごされ、落ち着かれた頃に
今一度ベッドサイドでお声をおかけすると
お子さんと過ごした数時間前の会話を話してくださいました。


お父さんが片手で抱きしめていた泣きじゃくるお母さんを
私に預けるように託されると
そっとお子さんの身体を抱きしめて、おでこにKissされました。

そして堪えてらっしゃった思いが堰を切ったかのように
大きな声でお子さんの名前を呼びながら泣き崩れられ・・・・




最期のKiss.
クリスマスまであとひと月なのに。。。


お身体を綺麗にして差し上げた後、
お父さんにお許しいただき、
せめてもの思いを込めて、胸の上で組んだ小さな掌に、
私のPHSに付けてあったぬいぐるみを持たせてあげました。

欲しかったプレゼントとは違うでしょうけれど
ひと月早いクリスマスプレゼントだと思ってね。
一人で旅立つには淋しすぎるでしょうから・・・・・





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2010年10月21日

子供たちの願いは・・・

ハロインが近づいて来ました。

今年はランディの事が心配で、
なかなかイベントのお手伝いもできなかったのですが
入院されて懸命に病気と闘っている患者さんたちには
こうしたイベントは一服の清涼剤となりますし
取分け小さなお子さんたちには、毎日の闘病の苦しみからの
リフレッシュのためにも大切なイベントになっていますので
私もできうる範囲でのお手伝いとイベント進行に就いています。

そんな中、小学生の男の子と一緒に折り紙を使って
装飾用の飾りを作っていた時の会話でこんなことが。。。


男の子 「本場のハロインって何か美味しい物食べられるの?」

なすび 「お料理じゃないけれど、近所のおうちを子供たちが回って
       お菓子を貰ったりするのよ」

男の子 「なんだ! じゃあお菓子しか食べられないんだ」

なすび 「クリスマスだとお料理も豪華になるけど
       ○○君は何が食べたい?」

男の子 「僕はケーキも食べられるけど、
        △△ちゃんはコーラが飲みたいってずっと言ってるんだ」


△△ちゃんとはこの男の子の隣の病室に入院している女の子。
心臓疾患があるので水分摂取も規制されていて
思うようにお水も飲めない患者さんです。


入院している子供たちは、なんとなく自分より病状の重い子を察知し
いつの間にか気遣うようになったりする子が多いです。

自分は出来ることが、病状によっては規制されている子に対しては
同情というより連帯感と言った感じの何かで結ばれるようで
この年齢の子供たちには似合わないほどの
優しい気遣いを見せることもあります。

この男の子もその女の子から見えるところでは
病院の食事ですらコップからお茶やお水を飲むことはせず
残す事すらあったそうです。


この年齢の子供たちなら、
 「なんだ、お菓子しか貰えないのか!ゲームがいいのに!」
そんな言葉が出ても不思議ではないのに・・・


やはり病院の中は、願い事すら日常とは違うのです。。。



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2010年09月21日

救えるのは大人だけだから。。。

1歳の男の子の搬送。

灰皿の吸殻を誤嚥した上に、
応急処置を間違えた事による急性ニコチン中毒。


吸殻を飲込んだのを発見してから119要請まで3時間以上。。
ママの判断がもしかしたら子のこの人生を
大きく変えてしまったかもしれないケースです。

当初、男の子が口をモグモグしているのを発見した際に
お母さんが大きな声でお子さんを叱りつけたようで
お子さんは口の中にあった「物」を飲込んでしまったようです。

暫く叱った後になって、お子さんが吸殻を飲込んだ事を話し
動転したお母さんがペットボトルのお水を飲ませたそうです。

その後お子さんが落ち着いたように見えたそうで
イタズラした罰として泣きじゃくるお子さんを、
暫く子供部屋に一人にし、1時間ほどして静かになったので
様子を見に行ったらお子さんが動かなかったのに驚き119要請。

搬送時、既にニコチン中毒を発症しており
時間経過も可也しているので全身への影響も出始めていました。

ニコチン中毒はタバコの誤嚥の際に良く起こる子供の事故ですが
その事故を大きくしてしまうのが、家人による謝った応急処置。

ニコチンは水分と結合しやすく、タバコなどを誤って口にし
胃に入った際に水分を与えてしまうと
瞬く間に中毒症状を発症してしまいます。

しかも異物を飲込んでいるのに、様子を見る行為は危険で
一刻も早く処置を施さないと命に関る重篤な症状を招きます。

特にお子さんの場合は、お父さんお母さんの慌てぶりから
叱られる行為との区別がつかず、真実を言い出せない子も多く
赤ちゃんから小学校入学ぐらいまでの年齢は
興味を持ったものに手を伸ばしてしまう事も多いので
もし誤嚥や誤飲を確認したら、もしくはその可能性を見たら
救急要請するか、応急相談を消防署などに入れるなど
早めの対処が肝要になります。

残念ながらこのお子さんのケースでは
後遺障害の残る可能性が高く、入院期間も先が読めない
チョッと心配な症状です。


お子さんは興味を示したものには手を出してしまいます。
それをガードするのは近くにいる大人しか出来ません。
それでも誤って起こる事故は耐えません。

ですから応急処置の判断なども重要になります。
自身のない処置行為や、思い込みの判断は危険です。
分からない症状を訴えた際には自己判断ではなく
早めの処置を受けるようお心掛けくださいね!


最近ではお子さんと一緒に受けられる
応急処置体験講座なども、地域の消防署や保健所で実施してます。
お時間のあるときに一度体験されてみるのもいいですよ!












nasubi83 at 16:43|PermalinkComments(9)TrackBack(0)

2010年02月13日

僕の子供には病気させない!

その男の子が搬送されてきたのは
まだ私が派遣先から戻る前の事でした。

救命からICUへ入院し、現在も加療中のそのお子さんは
来月には小学校を卒業する予定の笑顔の可愛い子です!

でも・・・
この4年間で小学校へ通ったのはホンの数日だけ
元気にお友達と登校できたのは2年生までだそうです...

その後は闘病を余儀なくされ、殆どの時間を病院で過ごし
次第にお友達との話も合わなくなり
お見舞いに来てくれる友人も一人減り二人減りと・・・

その子がやっと体調が安定して一時帰宅を許可され
ご家族と一緒にお家での時間を楽しんでいる時に
自宅玄関の段差に車椅子が引っかかり転倒し投げ出され
頭部強打による一時的な意識喪失があり搬送されたようでした。

救急要請した際には入院していた病院を指定したようですが
救命や脳外科医の不在などもあってこちらへ搬送され
処置後直ぐに意識は取り戻したものの、
様態が安定するまでこちらのICUで経過観察してから、
入院元の病院へ転院することになっています。


そのお子さんが、久しぶりに出勤した私を見て

「新顔の看護師さんだね、ゲームしようよ!」

そう言って笑顔で話しかけてくれました。
その言葉使いには、医師や看護師との会話に慣れた
笑顔の中にもチョッと絶望感も漂うような気がしました。

入院が長引くと周りが大人ばかりなので
大人びた言葉を使う子がいることは良くあります。
それがチョッと可哀想に感じるのですけれど・・・

少しだけ時間を見つけてゲームをしていると
ボソッと一言・・・

彼      「僕は結婚できるかな?」

なすび    「病気なんて愛情と関係ないからきっと出来るよ」

彼      「僕に子供が出来たら絶対に病気にさせないんだ!!
        病気だと友達もいなくなっちゃうし
        ○○(弟さんの名前)とも遊べないもん。。。
        ゲームだって先生や看護師さんとだから
        本気で遊べないしつまらない」

小学生が学校へ行けないつまらなさって
大人が感じる以上に悲しい事なのでしょうね!

早く良くなって、好きな女の子見つけて
大人になったら結婚して、生まれてくる子供には
病気の苦しさを味合わせないようにして欲しいですね。。。。


その前に早く安定させて、出来れば来月の卒業式や
春の中学の入学式に出席させて上げられるよう
ケアしていかなくちゃね!











nasubi83 at 14:13|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2009年09月04日

「みんないつか死ぬんだよ。。」

その男の子が搬送されて来たのは
夏休みも残り僅かになった暑い午後でした。

隣県の病院からの救急要請。
小児喘息の既往が有り、
今までも何度かの入退院を繰り返していたそうです。

だからこそ、夏休み明けの新学期を楽しみに
残り僅かの休みを思うより、早く学校へ行きたいと言って
毎日往復3時間も掛けてお見舞いに来るご両親を困らせていました。

搬送当初は呼吸不全も重症で
かなり緊急を要す危険な状態だったのですが
何度かの処置を施すにつれ、自身で会話も出来るまでに回復。
間もなく一般病棟へ転棟出来る兆しもあり
ご両親を困らせるほどの元気も出ていたのですが・・・

新学期を迎えた翌日深夜に急変、一旦は呼吸も停止し危険な状態に。
直ぐ処置にあたり朝方までに少し安定させることが出来ました。

深夜に駆けつけたご両親も安心して涙顔でベットサイドへ。

もう一度大好きな学校へ行かせてあげたいとの思いは
ご両親だけでなくスタッフ一同に共通した願いになっていました。

少し安定したのに、今日の勤務に就いた時には
既にベットサイドにご家族も集まって、その時を見守るかのように
Dr.の最期の言葉を信じられないようにお聞きになっていました。

お父さんが肩を落としながら
「みんないつか死ぬんだよ、だから怖くないよ」
この子は前の病院でそう言ったんだと話して下さいました。

もしかしたらその時既に「自分に残された時間」を
悟っていたのかも知れない。
そう泣き崩れながら話されました。


入退院を重ねると、お子さんとは言え
非日常の世界を見たり、周りの年上の方との話の中で
自然と大人びたことを話すお子さんも多いです。

この子も同級生のお友達との時間より
そう言った患者さん友達のほうが多かったのでしょう。

とても小学6年生の男の子とは思えないほど
しっかりされたお子さんだったのに・・・。

同級生は夏休みの旅行などの話題で笑顔が一杯な時でしょうに。。
ここへ来てからは何度か安定もしたのに。。。

一人旅立たせてしまった無力を詫びるしかありません。


「みんないつか死ぬんだよ、いつか私もね!
 だけど順番は守ろうよ、○○ちゃんは早すぎだよ」

小さな子に何も出来ないで送り出してしまうとき
いつもそう感じてしまいます。。。











at 14:53|PermalinkComments(12)TrackBack(0)

2008年08月06日

夏休みの外食で

夏休みですね!
小学生ぐらいのお子さんにとっては、
夏休みにおじいちゃんおばあちゃんの所へ出かけるのは
楽しみの一つになるのではないでしょうか!?

しかも高学年になると、自分で電車を乗り継いで
おじいちゃんの家までチョッとした冒険旅行を楽しんだり・・・


昨夜搬送されてきたのは、そんな大人への第一歩を踏み出そうとした
小学5年生の男の子でした。
一人で1時間ほどの列車の旅をして、おじいちゃんの所へやって来た
その翌日の夜の食事が、楽しい思い出になるはずだったのに
この事故で暗転してしまいました。

搬送時アナフィラキシーショックで意識混濁。
同行された祖父母のお二人には、
何が起こったかさえ理解できない様子。

このお子さんには、乳製品に対するアレルギーが有ったようで
御両親からその旨注意を受けていたおじいさん達も
食事に対して気にされていたそうです。

それでもお孫さんが初めて一人でやってきてくれた事に感激され
おばあさんの手料理だけでは子供の口に合わないだろうと、
2日目は子供の好きなファミレスへ3人で出かけ
久しぶりの外食を楽しもうとされた所での発症に
おじいさん達も驚きと、責任を感じてらっしゃいました。

乳製品に注意し注文した心算だったそうですが
おばあさんが注文したドリアを美味しそうに眺めた事から
半分だけ分けてあげた事が原因だったようです。

発症する前に吐き気を催したそうですが、「食べすぎだろう」と
深く考えず、帰宅の途に付いた矢先に意識障害を起こされ
持っていた自己注射用のアドレナリン注射を打つ事もできず
おじいさん達に伝える事も出来なかたようです。

御両親から前日にその注射の件も聞かされていたそうですが
おじいさん達も初めての経験で救急車を呼ぶ事で頭が真っ白になり
すっかり注射の事を忘れられてしまったそうでした。


アドレナリン注射は、発症から30分以内に打てば効果が発揮します。
本来は自己注射なので、医療従事者(有資格者)以外は
家族でも本人以外が注射する事は禁じられています。
ただし小さなお子さんに限り家族が代行する事が出来ますが、
おじいさん達はその経験も予備知識もなく、
説明だけ受けていたようなので、取り乱しても仕方ありません。

ただ救急隊にも注射の件やアレルギーのある事は
伝えて下さっていたので、現場での処置もスムーズに行う事ができ
大事に至る事無く対処することが出来ました。

おばあさんにしてみれば、お孫さんが普段親の監視の目で
食べる事の出来ないチョッと変わったメニューを
少しだけ分けて食べさせて上げただけの
本当に優しいお気持ちからの行為でしたが、
病気はそれを見逃してはくれ無かったようです。


それでもひと段落して、目覚めたお子さんがおばあちゃんに
「ドリア美味しかったよ」って言って上げてたのを聞いて
このお子さんが食べたいものをどれだけ我慢なさっているかや
おばあさんを思う優しさを感じて私が泣いてしまいそうでした。。。

アレルギーは成長と供に体質が変わるのに連れ
見違えるほどに回復されることも有ります。
早く何でも食べられる元気な身体になってくれる事を望むばかりです。

慌てて駆けつけた御両親がおじいちゃんたちを責め続けるのを見て
問題のすり替えではなく、これからをどう家族皆でケアしていくか
私を交えて1時間近く話し込んできました。

その話し合いは、
誰しもがこのお子さんを思う優しさで溢れていましたよ(^-^)

家族みんなの愛情の方向性がチョッと違っただけなのですが
一つ間違えると病は容赦をしてくれない事も御理解頂き
方向性を一つにして、皆さんで守っていかれるでしょうね。

この愛情を一杯貰って、早く健康な身体になってくださいね!








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2008年07月16日

テレフォンカード

入院されたり、病院へお見舞いに出掛けられたりされた方は
お気づきかもしれませんが、病院の待合室などには公衆電話があります。
院内では携帯電話の電波を機械的に断っているので
ロビー近く以外では、どうしても公衆電話を使う事になります。

携帯電話の普及に押されて、公衆電話は最近街角で余り見なくなったと
言われるようになって久しくなりましたね。

それに伴ってテレフォンカードをお持ちの方も
少なくなったのではないでしょうか!?
みなさんのお財布の中にはまだテレフォンカード入っていますか!?



自宅階段で転倒し、鎖骨骨折及び胸部痛で搬送されてきた
30代のお母さんに付き添って来られたのは、
期末試験を終えて早めに帰宅していた中学一年生の娘さん。

処置によって痛みも間も無くひいて、お母さんも落ち着かれた頃
その子が私にこんな質問をされました。

「あのぉ、お父さんに連絡したんですけど何処で電話できますか?」

「携帯電話はここでは掛けられないからロビーの携帯ブースで掛けるか
 テレフォンカードが有れば、そこに公衆電話が有りますよ」

「テレフォン・・・何?」

「テレフォンカードは持ってる?
 なければ隣にカードの自販機もあるから買う事もできるけど。。。」

「それっていくらするの?」

「カードは1000円からだったかな。勿論10円玉でも掛けられるよ」

「あの、そのテレフォンカードって分からないんだけど
 買い方教えてください」

(???と思ったけど)

「じゃあ一緒に行こうか、そこで買えるから」

自販機でテレフォンカードを買って、公衆電話の前に立った彼女から・・・

「スミマセン、これってどうやって掛けるの?」

彼女はテレフォンカードを使った事が無いそうでした。

しかも公衆電話を使うのも一人では初めてだそうで
小さい時にお母さんと一緒に使った事があるだけだそうでした・・・。

テレフォンカードはプリカのようで抵抗無いそうですが
10円玉を直接電話機に入れるのは全く経験無いので不安なのだそうです!



携帯電話がここまで普及したら、公衆電話やテレフォンカード知らない
世代が大勢になるのもそう遠くないみたいですね!

この子たちの世代では、ダイヤル式の電話なんて
ドラマや映画の世界でしか見た事ないのかも!?

公衆電話を使った事の無いことにも驚いたけれど
ダイヤル式電話の掛け方を知らない世代も多いのでしょうね!

去年三重の方へ出かけた時に、旅館の公衆電話がダイヤル式で
懐かしいなぁと思いながら見ていたのを思い出し
この子と話しながら、あの電話も近々遺物になってしまうのだろうなと
何となくセンチな気分になってしまいました。。。

私もおばさんになったって事でしょうかねぇ。。。(^_^;)






at 20:10|PermalinkComments(12)TrackBack(0)

2008年06月18日

入院中ぐらい いいかな!?

朝出勤したら、深夜帯で搬送され緊急Opeになった
高校生の男の子が入院されてしていました。

夜中に近くのコンビニまで買い物に出かけての交通外傷。
バイクに乗っていたのにヘルメットをしていなかった為
転倒時に頭部を強打したようで、当初は救急隊との受け答えも
覚束かずにこちらへ搬送されたようでした。

搬送時検査で頭部に異常は見られず足首の骨折を修復。
日勤帯で術後検査が入ったけど心配はいらないようで一安心。
頭部打撲の後遺症を確認する為、今日一日こちらに入院したけど
明日には一般病棟へ転棟できるでしょう!
駆けつけたご家族も、主治医の説明を受けて安堵の表情に^^v

本人も午後からは元気取り戻して、お母さん呼びつけては
「○○買って来て」とか「触るなよ痛いだろう!」なんて
威張り散らしていけれど。。。

「坊や、それって甘えだよ」と、先輩のNrに笑われてました^^
まあベットに居る時ぐらいは、こんなのも有りかなって
私も笑って見てましたけれど。。。

この位の年の男の子って微妙な年頃なんでしょうね。
照れ隠しからかDr.の言うことなんかうわべ返事して聞かないし、
Nr.の言う事なんてもっともっとも?っと聞かないんですよ^^;

「クラブ休めないし、こんな所にいる暇無いんだよ」
「携帯使わせてよ! 彼女にクラスの事を聞くからさ」
なんてお母さんや私たちに愚痴っていたけれど
入院は初めてだそうでチョッと心細いのも見て取れるほど。(^-^)


若い分体力あるんで、回復も早いしね。。
早く元気になって彼女の待ってる学校へ行ってねぇ !

私の事、「おばさん」って呼んだのは一生許さないけど怒り








at 20:43|PermalinkComments(6)TrackBack(0)
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