お子さんたち

2008年04月07日

子供には子供用を

桜も満開になって、間も無く新入生の入学式が
あちらこちらで見られますね!
春休みも残すところ、あとわずかでしょうか!?

病院の外来は実はこういった長期のお休みの時期は
小児患者さんが増える時期でもあるんですよ!

健康診断などで精密検査を受けるよう指摘されたお子さんや
既に精密検査を終えた上で、この時期に治療に専念されるため
入院や手術を受けられるお子さんが増えることも多いんです。

勿論救命には余り関係ないことなのですが、
それでもこの時期は季節の変わり目と重なって
風邪などから症状が悪化し、合併症を伴う状態になってから
搬送されてくるお子さんもいらっしゃるんです。

搬送されてきたお子さんは、大柄な体重75?の10才の男の子。
目には黄疸が見られ、検査の結果肺炎と肝機能障害を併発
すでに食事を自分で摂れないほどになっていました。
何故これ程酷くなる前に受診しなかったのと思うほど・・。


2週間ほど前からクシャミや鼻水が出始め
お母さんが服薬している花粉症のお薬を飲んでいたそうです。

4日ほど服薬しても改善しないので、風邪だと思ったお母さんが
今度は以前自分が風邪をひいた時に処方されて
数日分が残っていたお薬をお子さんへ与えたそうでした。

食欲も落ちて身体を動かすのもおっくうがるのを見ても
薬が利くのにもう少し飲ませなきゃと、
5日分を朝・昼・おやつ・夕・就寝前と3日で飲ませたそうです。

10才とは言え75?もある体重や身長もこの年齢にしては大柄で
大人用の薬でも十分だと判断してお薬を飲ませていたようです。

見かけは大人の体型なのですが、やはりお子さんは子供です!
内臓が大人の臓器になって(成長して)いない身体では、
大人用のお薬を、しかも服用用量・用法を守らずに与えては
逆効果どころか生死に関する危険な行為ですよ!
特に肝機能障害を起こして解毒作用が出来なくなると
毒素が脳へ達し脳障害を起こすこともあります。
そうなると子供は症状の進行が早いので、
親が気付く前に危険な状態になることも有るんです。

幸い処置が利いて肺炎が改善しだしたので呼吸が楽になった分
体力消耗が減り、肝機能治療へ専念できそうですけれど
チョッと心配な症例でした。。。

身体が大人の臓器になるのは一般的に16?7才で
それを目安に大人用市販薬は開発されています。
又、医師の処方薬はその患者さんの体調や体質を診断の上
考慮して処方しているので、もしお子さんにアレルギー等あれば
例え親子の間でも使えない薬が有る事もあります。

無闇に大人用の薬を半分にしてお子さんに服用させるのも
実は危険な行為なのですよ。
お子さんは秘めたアレルゲンを持っていたりする事もあるので
服薬によりショックを起こすこともあるんです。

だからお子さんが体調を崩されたときや
いつもと違うなって思ったときは、薬に頼らず受診しましょうね!

そう言う意味でも、掛かり付け医を見つけておくと良いのですよ
相談し易い近所のクリニックがあると安心ですね。



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2008年03月23日

思い出深い!? 卒業式。。かな

今朝の出勤時に袴姿の若い女性を見かけました。
自分の数年前の姿を思い浮かべるその姿は卒業式ですね!

今週はどこの大学も卒業式のようで、
時折はかま姿の女子学生を見かけることはあったのですが
まさかその格好で搬送されてくる人が
いるとは思ってもいませんでした。

お昼過ぎに隣県の休日当番クリニックからの搬送要請。
休日診療の当番に当たっていたそのクリニックは整形外科。

患者さんの容態についての説明内容は
「当初は袴の帯の締め付けで気持ち悪くなり受診」と
言う事だったそうです。

着慣れない袴を着付けてもらって、卒業式に出席したけど
時間が経つにつれ苦しくなって、終了と同時に会場で
紹介された近くの休日診療クリニックへ向ったそうでした。

そこまでは「あらあら」って微笑ましいお話だったのですが。。

クリニックで帯を緩め、腹痛と気持ち悪さを静める薬を
処方しようと整形外科の先生が診察した際に
出血が多い事に気づかれ、本人に確認したところ
「卒業前で気忙しく、不順になっていた」と言うお返事。

そうしているうちに痛みが増し、脂汗をかくほどになってからは
返事をするのもやっとと言う状態に。。
心配した友人が式場で分かれた患者さんのお母さんへ連絡し、
急遽来てもらい一緒に診断を待ったそうですが。。。

もうこの状態では呼吸が覚束無くなるので酸素吸入などの
処置が必要になりますが、休日当番の整形外科にはありません。

症状からも整形クリニックでは専門外で対応が出来ない状態で
近くの2次救急病院へ連絡されたようですが、婦人科系の医師が
いないことなどから越県しての搬送依頼がうちへ入りました。



救急車が付いた時に患者さんは勿論、友人の方も袴姿。
お母さんも晴れ着を着ていて、折角の門出の日をと残念がり
娘さんを心配されていたのですが。。。

検査結果から「妊娠4ヶ月の切迫流産の疑い」
直ぐ処置にあたり、取り敢えずは安静を要するものの
母体及び妊娠継続に支障は無い状態まで安定できました。

本人は妊娠の認識は全く無く、単純に遅れていた程度に考え
16週以上も通常生活を続けていたようでした。
しかも先週には卒業旅行にイタリア旅行へいていたそうです!

検査結果を伝える際にDr.が患者さんが20歳をこえてるので
「結果を家族に伝えるか?」と意思確認をしたのですが
お母さんは待合室で娘さんを案じ、結果を気にして待ってるし
本人も心細くなり自分の口からは話せそうに無いので、
「よろしくお願いします」との事でした。

Dr.と一緒にお母さんへ病状説明に同席したのですが
流石に患者さんより取り乱されて・・・
「相手は誰?」 「折角銀行への就職も決まってるのに」etc..

確かに今の状態は,私たちもお相手は分かりませんし、
このまま4月からの就職はチョッと難しいでしょう。。
暫くは安静を要しますし、安定するまでは入院も必要です。

お母さんが落ち着くまで待合室で休んでもらったのですが
ご主人(お父さん)が駆けつけた頃には立場が変わり・・
ご主人が「相手は?」などの落ち着かない仕草を諭すように
「娘の卒業式におじいちゃんになれたんだから喜びなさい」と
話されてらっしゃいました(^-^)

そんなお母さんを見て、
患者さんの健康状態はまだ暫く安心できる状態ではないのですが
このご家族なら、これから話し合わなければならない難題も
じっくりと話し合いが出来てきっと良い結果を得られるでしょう!
そう感じました。。。

一時は母体も胎児も危ない状態でしたが、
卒業旅行中でもなく、就職してからでもなく、
卒業式の終わる頃を見計らって自分の存在をアピールしてきた
おなかの赤ちゃんは、親孝行者に違いませんね(^-^)

患者さんにとっても、ご両親にとっても
思い出深い卒業式になられたことでしょう!

袴姿の卒業式は、おなかの赤ちゃんと一緒に
卒業証書を授与されてきたのですね!

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2008年03月15日

小児癌と採算性、その影で。。。

雨の週末の深夜帯に搬送されて来たのは30代女性、
自宅ベランダの物干しに紐を通しての自殺企図。

トイレに立ってから暫くしても戻らない奥様を心配し
ご主人が探しに出て発見、直ぐ紐を外し救急要請されての搬送。
幸い発見が早かったので事なきを得ましたが。。。


患者さんはここ数ヶ月、鬱などの精神疾患で精神科への
入院・退院を繰り返えされていたそうです。
原因は当時3歳のお子さんを小児癌で亡くされたショックとの事。

それでも3回忌までは気丈に振舞われていたようですが
それを境に精神的にも不安定になり、人が変わったように塞込み
急に泣きながらお子さんの名を呼んだり、
小児病棟での癌治療の日々を思い起こして
当時のDr.やスタッフの名を上げ「助けてやって」と
急に独りで叫び出される事があったそうです。


小児癌は大人の癌よりある意味残酷です。
症例数が少ない分、治療方針も立てづらく
子供に使える薬剤も種類が多い訳ではないのです。
しかも治療費も高額になりがちです。
そしてなにより、まだ小さな子供さんなのに。。。


悲しいですね!
製薬会社が症例数が少ないものに対する新薬開発には
どうしても消極的にならざるを得ないのも分かります。
企業である以上、採算の取れないものに巨額の研究開発費を
割当てる事が出来ないと言うのも事実なのでしょう。

だからどうしても使える薬が少なく、しかも薬価が高額と言う
現実に向き合わなければならないこともあるのです。

金額の事を書くのは医療としてはタブーかもしれませんが
実際には治療によっては「高額医療費控除」の対象から外れたり
また大人と違い子供の場合「がん保険」などの適用も殆ど無く
お子さんが悲しがるのでお母さんがパートなどに出る時間も
削られるなどして、治療費がそれまでの家計を圧迫し
崩壊させてしまうケースは現実問題として残ります。


この家庭もそう言う「言い争い」が常にあったそうでした。
毎月の治療費や家計の問題を
ご夫婦で話しても出る結論はいつも一緒。
やがて奥様はご主人に不信感を募らせていったようでした。

その果てのお子さんとの別れが、
奥さんの精神的支えを失わせたのかもしれませんね。

そんな思いでお子さんを亡くされて2年半、3回忌を終えて
このお母さんも後を追おうと思われたのかもしれません。


でも本当はお子さんの分まで、お母さん自身がこの世の日々を
満喫され、いずれあちらの世界で再会するであろうお子さんに
色々伝えてあげて欲しいと思います。

そのためにもお母さんには今の現実を受け止め
前を向いていて欲しいのですけれど。。


私たち医療者が出来るのは、
ホンのささやかな「生」へのお手伝いに過ぎません。

だからその日が訪れるまで、
肩の力を抜いて前を向いて生きて欲しい・・・
そう願います。
旅立たれたお子さんのためにも。。。

at 11:51|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2008年02月21日

プロポーズされました(^-^;

結婚しよう!
結婚してください!
俺について来い!

プロポーズの言葉って、
こんな感じかなって思っていたのですが
掛けられたその言葉は

「けっこんしてやるよ!」

午前3時過ぎのホットライン。
この時間帯の搬送要請は重篤なケースが多くて
チョッと心配なのですが。。。

搬送されたのは60代女性。
脳梗塞での意識喪失。

隣で寝ていたご主人がトイレに立った際
奥様の異変に気づいて救急要請。
気づかれたのが早くて、それが幸いし搬送後直ぐに処置開始。

当初は呼びかけにも反応が無かったのに
処置後は自分の意思で四肢を動かせるまでに回復。
これも梗塞を起こしてからの時間が短かったので
必要な薬品も使え、ほぼ後遺症も残す事無く一安心されました。

おばあさんの急の知らせを受けた娘さんご夫婦が
眠たげなお孫さんをつれて駆けつけられたのは朝方でしたが。。
小さなお子さんがICUへ入るのは患者さんの負担にもなるので
先ずは娘さんご夫婦が面会し、その間お孫さんは私と一緒に
待合室で絵本を見ていました。

患者さんの笑顔を見て安心された娘さんたちが戻ってきた後
お孫さんもおばあちゃんに会いたいと言われたので
患者さんの様子を見て問題なさそうなので私と一緒に面会へ。

その頃には既に様態も安定されて、会話も出来るまでに回復され
お孫さんの手を握る事もできました。

お母さんに「おばあちゃんが死んじゃうかもしれないから」と
寝ているところをたたき起こされて駆けつけたそうで
眠気と心配の怖さから不機嫌なお顔だったお孫さんでしたが
おばあさんに手を握られると安心したのか

「おばあちゃん元気なの? 誰が助けてくれたの?」

彼(お孫さん)の中では、凄い戦隊ヒーローがおばあちゃんを
悪の使者から救ってくれたと思っているようです。

「先生や看護師さんが助けてくれたよ」とおばあさんが言うと
私を見て 「この人?」って。
おばあさんが頷くと。。。。

「たぁ?くん(お孫さん)が、けっこんしてやるよ!」



at 16:08|PermalinkComments(10)TrackBack(0)

2007年10月14日

辛い。。。

準夜も終わりに近づいた真夜中近くになって
ホットラインが鳴り響きました。

搬送要請は大人1名・子供1名の同時2名
こういう要請は結構みんな嫌な予感が働きます。。。
唯でさえ3次救急のうちに搬送されるのは生命にかかわる
重篤患者さんなのですから、大人子供同時搬送とは
その裏に孕む事実はかなり悲惨なケースが多いのも事実です。

この搬送ケースもやはりその悲惨さを孕んでいました。

20代後半のお母さんと5歳のお子さん。
睡眠導入剤の多量服薬による意識混濁・呼吸停止etc.

おそらくお子さんに先に服薬させてから、
お母さんが続いたのでしょう。。。 

どの程度の量を服薬したか正確にはわかりませんが
こう言うケースでは大抵お子さんが重篤になります。

同量を服薬したにしても、子供の体格ではその薬効が効き過ぎ
危険にさらされてしまいます。
残念ながら今回のケースも同様にお子さんは到着時には
反応は無く心臓も停止した状態でした。

お母さんは意識混濁とはいえ処置に対応出来うる状態で
お二人とも同時に処置開始。

私はお子さんの処置に回り、心停止からの回復などのケアに
当たっていましたが、先に意識回復したお母さんが
隣のカーテンで嗚咽を零すのが聞こえていました。

お子さんを道連れにと考えたのでしょうが
お子さんには自分の人生が有ります。
それを不憫に思ったのかもしれませんが、それでもお子さんの
人生を摘み取ってしまうのは親の権限では無いように思います。

こう言うケースを何度か目の当たりにしてきたなかで
特に自分の意思も表せず、母親を頼り信じきってる子供の
命を絶ってしまうことは辛すぎます。。。

Dr.もその事は可也意識していたようで
処置中も何度も声に出して、お子さんに向かって
「絶対に生きなきゃいけない、お母さんを一人にしちゃ駄目だ
 お母さんが強く生きるためにもお前は助からなくちゃ」
そう言いながら、何度も何度も「絶対に助けるから」って
言いながらの処置でした。

隣のカーテンからお子さんを気遣うお母さんの声が聞こえた頃
お子さんの処置も目処がつき、呼吸も安定させる事が出来ました。
でも心停止の時間が長かった事もあって、命は助かっても
脳への障害が心配される状態に変わりありません。

命は助けることが出来ても、この子の負ったダメージは
生涯消えることは無いでしょう。。。

お母さんはお子さんを気遣う事が出来ているので
後はカウンセリングなどのケアで回復も望めますが
小さな子が被害を追うというのは、やはり辛すぎます。。。





at 01:46|PermalinkComments(8)TrackBack(0)

2007年08月26日

未だ16なのに。。。

深夜帯の搬送でした。
同時にお二人の若い患者さん。しかも可也重篤な状態でした。

夏休みの最終週の夜、ミニバイクに同乗中の事故でした。
運転していた男性は17歳、後ろに乗っていた女性は16歳。
男性からは血中アルコールも検出されました。
定員オーバーにスピードの出し過ぎ、そして未成年で飲酒・・・。

どちらも転倒時に路面などに叩きつけられ
男性は胸腹部強打で内臓破裂、そのまま緊急Opeに入りました。

女性は搬送時DOAで手の施しようがありませんでした。
ヘルメットを被ってなかったようで頭部が可也損傷して
そのままではご家族にもお会いできないような状況でした。

お顔を綺麗にしてあげる際、流れ出た体液の中に
片方のイヤリングを見つけました。
恐らく彼氏に会うのにウキウキと付けイヤリングでしょう。

もう片方を探してみましたが、現場に落とされたのか
見付かりませんでした。
このイヤリングを着けた時の気持ちを思うと悲しすぎます。



夏休みも終わると言うのに。。。


助ける事どころか、手の施しようも無いことも有ります。
そんな勤務明けは、仕事が終わってもチョッと辛いです。。。


at 13:47|PermalinkComments(8)TrackBack(0)

2007年07月01日

パパ、がんばった!!

父の日を前に不慮の事故で入院され
中々意識を回復する事の出来なかった患者さんが
週明けに一般病棟へ転棟出来るまでに回復されました。

半月ほど前に搬送され、術後もそのままお世話させて
頂いていたのですが、以前このブログにも紹介させて貰った
あのお子さんの 「パパがんばれ!」の一言で
初めて反応を示されたお父さんです!!

脳内損傷がどう言う影響を及ぼすか、Dr.にも何とも言えない
心配な患者さんでしたが、脳ダメージでは稀に起る事ですが
治る時には劇的な回復を示すケースもあり、
今回は嬉しい結果になりました。

逆のパターンも同率の可能性で併せ持つので、
そちらも心配していたのですが、今週に入ってから急激に
回復の兆しを呈し、意識もハッキリとされ
お見舞いのご家族とも会話出来る程になりました。

勿論、今回の主治医(Dr.が命名してました)である
6歳のお子さんとも会話されることが出来ましたよ。

未だ面会を自由に出来ないので、私が抱いて入りましたが
一般病棟では毎日面会できるようになりますね!
あと少しの辛抱です。。。


この半月余りを心労と共に過ごされた奥様のご尽力に
敬意を表したいと思います。
これでゆっくりとお休みになれるでしょうね。


あの日やっとお顔を見る事の出来たお父さんに向かって
無意識に発したであろう、あのお子さんの言葉が
今年前半を締めくくるのに、本当に素敵な応援歌を
聞かせて貰った感じで心に残っています。

「パパ、がんばれ!」。。。
ご家族を守った凄いパワーを含んだ応援歌でした!

at 00:38|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2007年06月17日

パパ がんばれ!

昨日のお子さんが今日もお見舞いに来て下さいました。
廊下から私を見つけて、今日もまた元気な声で
「お姉ちゃん、今日もパパに会わせて!」って^^

ご家族に昨日帰られてからの出来事をご説明するので
先ずは相談室の方でお話です。

奥様もお薬のせいも有ってか、昨夜はゆっくり休めたとか!
そのせいか今日はお顔の色合いも良くて、
気分的にも、少し落ち着かれたように見受けられました。

昨日皆さんが帰られてから、ご主人に少し回復の気配が
見受けられて、反応が出てきた旨ご説明しました。

本当に僅かな変化でしかないのですが、
ご家族にとっては、入院後初めての嬉しい説明です!
そんな説明をして、面会をされた帰り際、
おばあさんが説明していたDr.に、嬉しそうに微笑んで

「ここの看護婦さんたちは、家族以上に息子の反応に
 喜んでくれるんですね!」って。。。

Dr.「今回は我々じゃなくお孫さんが主治医みたいだから
  職員は喜ぶ事ぐらいしかできないからですよ」だって!

最後に 
Dr.「それから今どこの病院も、看護婦さんの事を
  看護師って呼ぶようになってるんですよ。
  この人は(私を指して)お姉ちゃんで良いですけど・・・」

お子さんがズット私を「お姉ちゃん」って呼んでたのを
お母さん(奥様)が「看護師さんって呼びなさい」って教えて
いたのを笑って聞いてたので。。。

小さな主治医の特効薬 「パパ がんばれ!」で
また少し回復に近づいて下さると良いですね!!
 


at 00:27|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2007年06月09日

ラテックスアレルギー

週末を利用したお子さんたちのイベントがあったようで
そこからの救急搬送受入れ要請が入りました。

患者さんは11歳(小学5年)の女の子。
跳び箱の上からの転落で多発骨折などの外傷。
頭部強打による脳震盪様症状を併発。

ここまでは「いつもの事」として受入準備を始めます。
所が搬送中の車内からの連絡でチョッと様子が異なります。

この患者さん自身が跳び箱で運動をしていた訳ではない事と
患者は小児難病を患って、生まれてから小学校入学までの
殆どの時間を病院のベットの上で過ごされたそうでした。

小さな時から何度となく手術を繰り返し受けて来られたので
私たち医療者の使うグローブ(手袋)に過敏になったそうです。
まだ免疫力も十分でないうちから、何度と無く内臓や筋肉など
開腹された体内を、滅菌されてるとは言え
直接グローブに触れられて来たのですからしょうがないのかも。

ですから通常の滅菌グローブ(滅菌された手術用手袋)を
処置や手術に使えない患者さんです。
到着までに全ての滅菌グローブを交換し
低アレルギー用の物に揃えなおしての受入でした。

外傷は骨折が一箇所と打撲、それに擦過傷程度のもので
幸いにも脳震盪も軽度の物で済み経過観察をしています。

もし開腹や開頭など大きな手術を伴う事になると
可也慎重に対応しないとならないケースの
患者さんでしたが、神様が守ってくれたのでしょう
今は治療途中でのラテックスアレルギーを発症する
可能性も少なく、ゆっくりベットで休まれています。

まだ小学生なのに、アレルギーになる程何度もの手術を
経験され、それでも一生懸命病気に立ち向かっている姿は
あどけないお子さんの寝顔なのに、敬意さえ感じられます。

一日も早く、お友達と一緒に跳び箱を飛べるように
元気になって欲しいと、祈るばかりです。。。


at 21:03|PermalinkComments(6)TrackBack(0)

2007年02月20日

挨拶しちゃダメ!

仕事明けに家族待合室を何の気なしに見てみたら
小学校低学年ぐらいの女の子が一人でいました。
誰かのお見舞いなんだろうと思いながらも、時間も早いし
一人でいるのはチョッと心配なので声を掛けてみたのですが。。。

私    「おはようございます」
女の子 「・・・・・・・・・」
私    「お母さんかお父さんは?」
女の子 「・・・・・・・・・」
私    「一人で来たの?誰と来たのかな?」
女の子 「・・・・・・・・・」
私    「あれ?お話できませんか?」
女の子 「知らない人と話しちゃいけないの!」
私    「お姉ちゃんはこの病院の看護師さんだから
      話してもいいんじゃない?誰と来たのかな?」
女の子 「ダメ!話しちゃいけないの!」

そこへICUでお見舞いを終えたお母さんが来て、
彼女は走って帰って行きました。

そのやり取りを見ていた先輩が
「うちの子もそうだけど、今学校では知らない人に声掛けられても
無視するように教えられてるから、挨拶しても返事しないよ」ですって。

そう言えばエレベーターなどでお子さんと2人きりになると
こちらが挨拶しても、お返事は無い事が多いなって思ってました。
人見知りしてるのかと思ってたけど、実際はそう教えられてるのね!

世相がそうさせたのでしょうけど、これでは人を思う心遣いは
養われない社会になってしまうのも無理ないですね!
「自分が良ければ」的な子供たちを量産しているのでしょうか。。。

at 12:14|PermalinkComments(10)TrackBack(0)
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