新型インフルエンザ

2009年11月07日

ワクチンが足りないいんです。。

原因は“抜け駆け”接種 (ゲンダイネット)
●もう130万人分も不足の事態

「ワクチンを打ってくれ」――。全国の医療現場が、
新型インフルエンザのワクチン“狂騒曲”に翻弄(ほんろう)されている。
流行期に入り、接種を求める希望者が連日、殺到しているためだ。
早くも国の計画が狂い始めている。

厚労省の計画だと、先月19日から始まったワクチン接種は、
医師や看護師から始まり、続いて妊婦や持病のある人、
1歳から小学校3年生の子どもの順で打つとされている。
だが医療従事者の段階で、すでに国の割り当て計画(約100万人)を
130万人分もオーバーする“異常事態”だ。

医療機関の多くが医師や看護師だけでなく、
事務職員らにも接種を希望しているためです。
さらにコッソリと希望者に接種している病院もある。
都内では、受験生を持つ親が『子どもがインフルエンザに
かかる前に打ってくれ』と国の計画無視で
怒鳴り込んでくるケースもかなりあります。
来年から接種開始予定なのに『僕はもう打った』と
得意げに話す小学生もいて、学校現場も大混乱です」(医療関係者)

ワクチン争奪をめぐるドタバタは尽きない。

「新型ワクチンは返品ができないため、予約対応の医療機関が多い。
しかし入荷数が少ないことを告げても、
希望者らは『カネを積めば優先順位を上げてくれるのか』と
疑心暗鬼になっている。
厚労省が当初1回接種にこだわったのは、
こうした供給不足による混乱を防ぐ一方、
副作用が怖い輸入ワクチンを避ける狙いがあったのですが、
現場から『ワクチンが余ったら誰が買い取るのか』との
反対意見もあって2回に戻した。
それがまた品不足感に拍車を掛けているのです」(厚労省事情通)

世界保健機関(WHO)の専門家会議でさえ、
1回接種でいいと勧告しているのに、日本人は右往左往なのである。

医事ジャーナリストの志村岳氏はこう言う。

「日本には米国のような感染症行政のプロがいない。
そのために施策や方針が変わり、医療現場や国民が混乱している。
新型ワクチンについても誰も正確なことを分かっていないのではないか」

 これで2回分6150円は高すぎる!?

(日刊ゲンダイ掲載)



先日の記事に、私がまだ予防接種を受けていない事を書きましたが
この日刊ゲンダイの記事のように本当に現場では
ワクチンが足りない状態です。

そしてその理由が接種回数の不統一や、
現場への支持の遅れなど患者さんが疑心暗鬼になる前に、
現場が混乱していて説明も出来ないのが現状です。。。

厚労省からの指示が朝礼晩改のように目まぐるしく変わり
それが病院の事務方から現場へ降りてくるまでに
また変更が入ったりと・・・。


患者さんを前に右往左往の状態です(汗)

さて、今夜も又週末の夜勤です!
なぜか体調を崩すのは休日や夜間が多いんですよね。

どうぞ皆さん、季節の変わり目でもありますから
無理されずに体調管理されて
元気に楽しい週末をお過ごしくださいね!

私も体力蓄えるために、これから少し休みます!!













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2009年11月06日

若い人ばかり罹ってしまって・・・

とうとう新型インフルエンザの大流行になりました!
まだ多少の地域性はあるようですが、
大都市を中心に多くの患者さんが加療・入院されています。

こちらでも受診待ちの長さが数時間などと言う医療施設も
当たり前のようになっていますので
高熱が出たからと言って病院へ駆け込んでも
直ぐ診療してもらえるとは限らない状態なのです!

そのなかには重症化され、入院が必要になるケースも
この所日々増加しています。

そしてその大半が14歳以下の若年者。
首都圏でも入院患者数の7割以上がこの年代のお子さんたち。

次いで多いのが20歳前後の年代の方で
学校行事や合宿所などでの集団感染の可能性が容易に伺えます。

死亡者数も毎日のように増えているので
今後の変異が予想もつかないのが現状なのでしょう。
当初は既往症のある患者さんのリスクが叫ばれていましたが
既に既往歴の無い健康な日々を送っていた方が
このインフルエンザ感染によって死に至るケースが
増えてきています。

重症化を防ぐワクチン接種もまだまだ進まず
当初最優先されるはずだった医療従事者でさえ
まだ予防接種を打てずに診療に当たる人も多くいます。

実は私もまだ接種されていません。
その理由はワクチン不足!

大規模医療施設でさえそんな状態です。
病院内でも優先順位を組み、少ないワクチンを有効に使うよう
先ずは新型インフル専用外来のスタッフ、そして一般外来。

救命救急はその次の予定でしたが
重傷患者の多くが若い世代と言うことから
急遽小児科及び呼吸器科のスタッフを優先することになりました。
その後は妊婦さんや乳幼児への接種が優先されています。

現状はこれほど過酷です!

それでもこれ以上の死亡者を増やすことは抑えたいです。
当初は弱毒性と言われていたこの新型インフルエンザも
これだけ広範に感染拡大すれば
どこかで変異・進化しているやも知れません。

そのスピードは未知の物で、来期以降の流行なのか?
それとも今シーズン中に強毒性に変異するのか?
そうなれば現行ワクチンは意味を成さず
若年者ばかりの入院割合で収まるとも限りません。

大学でもワクチン製造の基礎研究に当たる研究者は
可也きついシフトをこなしているようですよ!
私が半月ほど休み無く働いているのも比ではない程だそうです。


若い人が多く感染・重症化しているこのインフルエンザは
逆に見れば体力の有る患者さんなので回復もされているのでしょう。
これが高齢者に蔓延するような変異を抑えないと
可也厳しい病になるかもしれないですね!


以前、初老のご婦人が
「こんな病気は若い人が罹ればいいのよ」と、
言っていたのを思い出しました。

なぜ良識有るはずの年齢の方が
そんな事を言われたのか理解できませんが
病気は誰が罹っても大変なことなんですよ!

そして変異が起これば直ぐに
「明日は我が身」と言う事も
決して忘れないでいて下さい。

そうならない様に、
現場では日々病の封じ込めに努力していますけれど。。。

病気の封じ込めが先か? スタッフが過労で倒れる方が先か?

いずれにしても患者さんを増やさないように
そして罹ってしまった患者さんの早期回復の為に
もう一分張りしてきます。。。


皆さんも自己防衛のためにも
うがい・手洗いと言った、自分で出来ることからでも
感染予防を忘れずにされていてくださいね!



















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2009年10月27日

多忙につき・・・!

この所なかなかブログの更新も
皆様のところへお邪魔する事も出来ずに心苦しいのですが。。

いよいよ新型インフルエンザの本格流行が
目に見える程の勢いで迫ってきました!!

帰国後、1週間の勤務シフトをこなし
やっと一息つけるかと思ったお休みの朝・・・

チョッとお寝坊さんを楽しもうと
暖かなお布団の中でウトウトしている所なのに
容赦なく携帯の着メロで起こされました。。。

近くの小学校での集団感染。
学級閉鎖にはなっているそうですが
既に重症化されたお子さんが搬送されて来られ
あと数人重症化の懸念が残る患者さんが搬送されそうだと
地域のクリニックから連絡が入り
ICUの中でも隔離ベットの対応で人手が足りないとの事です。

新型インフルエンザの患者さんをケアしたスタッフは
そのままでは他の重症患者さんがいらっしゃる
ICUに出るわけに行かず、毎回手洗いやエアシャワーなどの
処置をしてからでないと次のケアに当たれません。

当然ながらインフルエンザのケアをしている最中にも
より重篤な患者さんや重傷を負った負傷者が搬送されるわけで
その度にスタッフが着替えたりしていては間に合いません。

なので、重症化したインフルエンザ患者さんには数名が専属で
ケアに当たれるように配置されるよう対応しています。

そしてその分救命のスタッフが不足するわけで
非番のスタッフの呼び出しが日常茶飯事のごとく行われ
私も帰国後まだお休みを頂いていない状況です。


そんな理由もあって中々ブログ更新もままなりませんが
取り敢えず元気でやっていますのでご心配要りませんよ!
誰も心配してないかもしれないけれど(汗)

人手不足から超勤が長くなり、
帰宅すると疲れからか直ぐネムネムzzz
だって早く寝ないと直ぐに次の出勤時間になるのですもの。。。


それ程感染者数が増えて来ていますので
どうぞ皆さん予防を心がけて下さいね!

それでもどこからとも無く感染は拡がります。

罹ってしまったかなと思ったら
周り(家族も含めて)にうつさないようマスクなどをして
高熱が出る様なら公報などに出ているお近くの
新型インフルエンザに対応する医療機関に連絡され
その指示に従ってくださいね。

ただ運悪く休日や夜間だと
これだけ感染が拡がっている時期は受診までの待ち時間が
数時間になることも恒常化していますので
その間に急変するようなら
遠慮なく近くのスタッフにお申し付けくださいね。

ただし順番待ちをしたくないからと救急車を呼んだり、
何時間待たせるんだと職員に詰め寄るのはご容赦ください。
お願いしますね!


因みに新聞に出ていた記事の抜粋ですが
特に幼児期の感染は危険率が高いのでご注意ください!

季節性インフルエンザに罹患した経験が少ない子どもは、
大人より新型インフルエンザに感染しやすく重症化しやすい。

病状は(1)タミフル投与のタイミング
    (2)本人の体力
    (3)侵入したウイルス量などで変わる。

新型インフルエンザは発症から12時間で感染が判明し、
48時間以内にタミフルを投与すれば重症化を防げるとされていたが、
死亡例ではタミフルを飲んだ時には手遅れのケースもあった。

「小児科医の間には、新型インフルエンザが疑われたら、
感染判明を待たずにタミフルを投与するという方針が広まりつつある」

日本ウイルス学会は重症化率が高い
小学生へのワクチン接種時期の前倒しを検討すべきだと提言した。

親がすぐ病院に連れて行くべき兆候はインフルエンザ脳症と脳炎で
呼びかけても反応しないなど意識障害の症状が出たら危険。
ウイルス性肺炎は、息が長く続かず会話が途切れる、
子どもが「息苦しい、胸が痛い」と訴えるなどだ。

特に幼児がこのような症状を訴えたら
早急に受診するよう心がけてくださいね!


ではこれから少し休んで又直ぐ出勤します!
なかなか更新できませんが今後ともよろしくお願いしますね。

そしてくれぐれも皆さんもご自愛されお過ごしください。












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2009年10月22日

家庭で出来るインフル対策

帰国後やっとお休みになったというので
ブログを更新しようとPCを開いたら
今日になってまた新たな新型インフルエンザによる
最年少(3歳)患者さん死亡のニュースが目に留まりました。

今週から新型インフルエンザワクチン接種が
一部の地域と職種で始まったと言う矢先なのに。。。

ただそれも一回の接種で十分なのか、2回接種がいいのか!?
朝礼暮改の如く日々厚労省の見解も変わる状態・・・。

当初は医療従事者と言われていますが、
その範疇は地域ごとにバラバラで私はまだ接種していません。
直接患者さんに接する外来のDr.やNr.以外に
救急隊員や外来受付事務スタッフは対象にならない所も。。。

また優先対象者に入らない既往症の無い成人の場合
今シーズンの接種は出来ない可能性も・・・。

そんな中で心配だけが先行しても不安が増すばかりですので
先ずは自己防衛の徹底!
実は手洗いやうがいの敢行は可也な予防効果が立証されています。
ただ大人になるにつれ、その単純さがお座成りになり
手にウィルスが残ったままだったりするケースも有ります。

そうならないために今一度予防のために
基本動作を見直すきっかけになってもらえればと思い
新型インフルエンザの本格流行を前に
各自治体などで配布されている冊子から
基本的な予防方を抜粋してみますね!

ブログ転載には問題も有るかも知れないけど
一般広報されている基本的な事のなので
周知の意味から載せてみますね!

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特効薬とされていたタミフルに耐性なウィルスも確認され
当初は弱毒性だから大丈夫と安易に考えられていた方も
ここへ来て対策を思案しうる方もいるでしょう!

でも一番大切なのは感染しないこと!!

その為にも、先ずは自分に出来る事から
予防に当たるのが得策ですよ!

それでももし罹ったかなと感じる症状が出たときは
最寄の対策相談室などへ電話相談され
その指示に従って受診してくださいね!


うがい・手洗いは小学校などでは徹底した指導をしているので
お子さんが帰宅しても自宅でもシッカリされているようですが
大人になるにつれ、手洗いも形式的に簡素化してしまい
ウィルス除去にならないまま家族と過すケースも多いらしく
体力の弱いお子さんが親から感染し発症する事も考えられます。

同じウィルス量を体内に取り入れても
大人は大丈夫でもお子さんは発症する事もお忘れなく!

小さなお子さんやお孫さんと接する機会の多い方は
特に注意してうがい手洗いを心がけてくださいね!















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2009年09月19日

若年者も気をつけて!

とうとう10代での
新型インフルエンザ関連死亡者が発生してしまいました。

しかも6才の児童も重症化していて
既に呼吸器が装着されるほどの措置を施されているようです。

毎年流行する季節性インフルエンザでも
死亡者は発生していますが、その内訳は高齢者が多く
体力が有るとされる若年者の重症化は比較的少ないものです。

今回の新型では季節性には少なかったウィルス性肺炎を
引き起こす症例がメキシコやアメリカからも報告されていて
基礎疾患のある患者さんには注意が必要とされていました。

特に小児喘息などを持病とされるお子さん方には
重症化するケースも多く心配されています。


インフルエンザなんて若い人が罹る分には
大した事ないんじゃないの?

(実はこう言った声をお年寄りからよく耳にします。
 酷い人になると若い人が罹れば高齢者は罹らなくて済む。
そんな思いを持ってらっしゃる方までいらっしゃいました)


そんな安易な発想は今回の新型では通用しません!

当初から誰しもが罹らない事が一番大切で
新型である以上、その後の変異を予測できない怖さ!!

ここへ来てそれが徐々に現実化してきた気配です。。

済んでしまえば大した事なかったと笑えばいいけれど
先ずは罹らない予防が重要です!

当初は新型は感染力は強いが毒性は弱いと
報告されていました。

それでも今では基礎疾患がある患者さんだけでなく
基礎疾患さえ無かった患者さんでも死亡例が報告されています。


都市部では感染拡大が毎週のように報告されています。
この拡大は数週間以内にエリアを広げるでしょう。


実際に感染してしまったら
現状で把握されている新型ウィルスなら
対処薬が確立されていますので必要以上の心配はありません。


ただこれが変異した新・新型になったとすれば
又それに対処できる薬の開発に時間がかかります。
その間に犠牲者が出ない保障はありません。


新たな変異を起こさせないためにも
感染が拡大しないよう個々に注意することが大切ですね!

安易に受け止めず、侮らないで
そして怖がり過ぎないで!!


みんなで乗り切りましょう!














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2009年09月11日

色々研究は進んでいるのですが・・・

この所日中の日差しはまだ夏の面影を齎しつつも
朝晩の過ごし易さは、間違いなく季節が進んでいる証ですね!

そして今年は秋の訪れとともに気にかかる話題が増えて・・

とうとう新型インフルエンザでの国内死亡者数が2桁になり
その感染ルートもハッキリせず、又既往症のない壮年者の
発症・死亡例も報告されて、不安を増してしまいます。

ついこの間まで若い人は感染しても軽症で済むなんて
タカを括っていた方もいるかもしれませんが
それが浅はかな考えで有る事がここで立証されてしまいました。

元々季節性インフルエンザの予防接種の効果も
日本小児科学会ではワクチン有効率が20?30%と示しています。

つまり小児ではワクチンの予防接種を受けていても
10人に7?8人は感染する事が報告されていました。
(ただ感染しても重症化し難いといわれています)

その効果をご理解頂いた上で、
希望される方に任意でワクチン接種を勧めています。

これは例年と変わらないのですが
最近の諸外国でのインフルエンザに関連する学会では
この季節性ワクチンと新型ワクチンの双方を接種する効果と
それによる副作用リスクとの関連性が報告され
国内でも議論の分かれるところになっているようです。

昨日発表された論文には、新型の場合
ワクチン接種の回数を季節性のように2回打つのではなく
1回の接種でも健康な成人であれば十分な免疫効果が
得られるとのデータも載っていますので
恐らく日本でも新型ワクチンは1回の接種になるのでしょう。
最近では季節性のも1回接種が主流になっていますので
これは恐らく1回接種で固まると思いますが
それ以外のことは基礎研究の場でさえ流動的なので
今後の研究の成果を待つことになりそうです。。

つまり最終的に双方の予防接種を行うか、片方にするか等の
判断は現場のDr.やその説明の元に患者さんが判断する
そう言う可能性も出てきたようです。

今年は新型ワクチン生産に伴い
季節性ワクチンも生産数がかなり少なくなっていますので
受験生など特に希望される方は
お早めにお近くのクリニックなどで
予約されると安心かも知れませんね!

どちらのインフルエンザにせよ、
感染して悪化すれば死に至る怖い病ですし、
インフルエンザ脳症などでは後遺障害も心配です。

ただ最初に記したように、ワクチンはあくまで予防です!
接種すれば罹らないと言うものではありません。

ワクチン不足によって接種できない事に恐怖感を覚えるのでなく
基本的な「うがい」・「手洗い」そして流行したら不要不急の外出や
人ごみを避ける等の自己防衛のほうが効果が有る様にも思います。

そして万が一感染してしまったら
お住まいの自治体のインフルエンザ対策課の指示に従い
発熱外来などを受診する事で対応できると思います。

タミフル・リレンザなどの治療薬も普及していますので、
必要以上の心配はなさらず
普段の生活の中で、持病などの悪化を避け体調管理をする事で
ワクチン以上の効果を得られるかも知れません。

相手は未知のもの。
侮ったり怖がり過ぎたら、その時点で負けてしまいますものね!





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2009年09月08日

病み上がりは無理されないで!

毎年、高校でも大学でも運動部の夏といえば
「合宿」ですね!

でも今年は7月中旬から急激に
新型インフルエンザの感染者数が増え
その感染ルートのひとつに上がったのが
「合宿」などでの集団生活でした!

夏だからと油断もあったのでしょうか!?
7月下旬から8月上旬の新規感染者数は飛躍的で
中には大学の合宿所を閉鎖して
学生を実家などへ帰省させる措置をとった学校もありました。

それでも大学の体育会系運動部の中には
秋季リーグ戦やインカレなどの為に無理してでも
夏季合宿を行ったところもあったようです。


早期に感染していた学生が復帰した事などから
本格的に練習を再開する学校もあり
いつも道りの厳しい練習をこなしていた所からの搬送でした。

20代男性、大学フットボール部所属の学生さんで
練習中に突然倒れ、そのまま意識不明になり救急要請。

到着時にはあった心拍も、処置室へ移している間に消え
Dr.と交代で蘇生術を施しました。

昨日は真夏の陽射しが戻り、直射日光は容赦なく降り注ぎ
グランドや体育館を熱してたようです。

幸い若さと体力のある患者さんでしたので
蘇生後間もなく心拍再開。

熱中症様症状でしたが、措置が功を奏し
ご家族が駆けつける頃には既に意識も回復
一度は心臓が止まったなんて信じられない元気さでした。

病状及び予後についてのご説明を差し上げながら
練習の内容など確認していきましたが
この患者さんは先月末に新型と確認され暫く自宅療養され
リーグ戦への焦りからか、今週から通常メニューの練習を
他のメンバーと同様にこなし始めたばかりだったと言う事でした。

病み上がりという事も重なっての今回の発症だったのでしょうね。
若さあふれるアスリートとはいえ
今回の新型インフルエンザを甘く見ては
いけない例になってしまいました。

だってもし心肺停止がグラウンドで起きていたり
発見や受入病院が手一杯で搬送が遅れたり
症状がもう少し進んでいたとしたら、
かなり危険な状態になったことは間違いないのですから・・・。








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2009年08月31日

新型とは未知のもの 油断大敵ですよ!

新型インフルエンザは新型というように
今後どう変異するかも予測がついていません。

今は重症化は起き難いと言われている物も
この秋にはどう診断されるかわからない変異をするやも知れません。

そして変異すれば、これまでに感染して軽症で回復した人も
その免疫は役に立たず、これまでとは異なる型のウィルスに
再度感染する可能性も指摘されています。

その時に前回からの完治がなされていなければ
相乗効果で重症化するかもしれない未知の物です。

「若い人なら感染したって問題ないよ」なんて
安易に受け止めるのは非常に怖いことですよ。

体力ある若い人がキャリア(排菌者)になれば
その行動範囲の広さから、感染拡大は余儀なくなります。

そのときお年を召した方への感染が拡大すれば、
重症化される事は用意に危惧できますから。。。


新型とは未知のもの 油断大敵ですよ!

先ずは「うがい」・「手洗い」の自己防衛からですね!

因みにマスクは自己防衛に関してはほとんどの場合無効です!
医療用N95と言う高機能マスク以外予防効果は期待できず
一般に市販されているマスクは感染した方がマナーとして
他人にくしゃみなどの飛沫を浴びせないためにするものですから。






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2009年08月30日

輸入ワクチン

この所の新型インフルエンザの猛威は
当初想定されていた秋以降の流行拡大を前倒しし
真夏の感染拡大になってしまいましたね。

しかも予防効果の高いワクチンの生産が
ウィルスの増殖率の低さから必要量を賄えない状況。

そこで取り出された秘策が海外生産ワクチンの輸入案。
ただ主力生産メーカーのある欧米でも
今後のパンでミックをにらんでそれほどワクチンに
余裕があるわけでもないようです。

しかも一番肝心なのは欧米産ワクチンの日本人への適合性です。
薬なんてどこのでも同じじゃないか!?
そう思われてらっしゃる方も多いでしょう。
実際に外国の製薬会社の製品を使用しているのも現実ですから。

ただ既存薬は既にその安全性が確認された
治験済医薬品なんですよ。

今回の輸入計画しているワクチンは今年作られた
言わば新米ワクチンですから、欧米での安全性は確認されても
日本人に適応しているかというとチョッとだけ「?」が付きます。


ワクチンなどには、その効果に人種差があるかも知れず
欧米のをそのまま使えるかは実は心配なのです。

国産ワクチンでさえ、摂取後ある程度の割合で
熱発症状を訴える患者さんはいます。

そのうち発熱から痙攣を起こす割合が
邦人は欧米人に比べて高いというデータは
学会などでも取り上げられ、広く知られているので
今回の輸入ワクチンも、そのまま接種する場合は
ワクチンによる副作用の危険も高くなるとの
主張は頷けます。

やはり輸入即接種と言う前に
最低限の治験は必要じゃないかなと思います。

もちろん時間との勝負的な今回の輸入提案ですから
治験数の規模も少ないものでしょうし
治験をしたからと言って万人に安全と言うものでもないです。

それでも輸入品を接種すると決まれば
それなりの安全確認をされると安心ですね!


ただもうひとつの心配事は・・・
この提案を示している厚生労働大臣のポストの問題!

今日の選挙で与野党逆転してもしなくても
組閣(内閣改造)は必ずあるでしょうから
そのゴタゴタでワクチンの接種基準や優先順位、
それに輸入するのかしないのかなどの判断が遅れない事を
現場サイドとしては祈るばかりです。

官僚が取り纏めたシナリオが良いかどうかは別として
9月下旬といわれるパンデミックを前に
最終決定を下せる人を決めるのに時間がかかっも困ります。

ワクチンは接種しても効力を発するまでに1?2週間は掛かります。
9月下旬の感染拡大を想定するなら、
接種は遅くともその2週間前までに済ませなくてはなりません!

現場は結構焦りながらこの問題を見守っているんですよ^^;

ポストに喜ぶ政治家さんでないことを祈って
先日期日前投票をして来ました。
皆さんは投票いかれましたか?











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2009年05月02日

忍び寄る恐怖。。。

昨日の今頃は邦人女性の感染確定検査実施の
ニュースが流れていたころですね!

その患者さんが新型インフルエンザではないと
判明したと同時に今度は高校生の疑陽性患者さんのニュース。

そしてそれも新型では無いと確認でき
まだ国内での患者発生は無いと胸を撫で下ろした頃
今度は東京の米軍横田基地へ着いた4ヶ月の赤ちゃんが
簡易検査で陽性反応が出てしまいました。

こうなると国内での患者さん発生は時間の問題。
そんな気さえしてしまいます。
勿論そんな事に成らなければ良いのですが
なんでも最悪のケースを前提に準備をするのが仕事ですので
不謹慎な事をブログに書くなと怒らないでくださいね!


今日も通常勤務の前に関係スタッフミーティングがあり
感染症科のDr.や認定看護師(CN)が
私たち患者さん受け入れ対応を担う救命や内科などの
各科担当Dr.やCNへのレクチャーやシュミレーションなど
日々更新される新情報を踏まえて確認作業を行いました。

毎日のように新たな情報が入り、
それに対応すべく準備はしていますが、
実際はそのような患者さんが発生されない事が一番ですね!

取り敢えず今はどんなケースが発生しても
受け入れられる支度を完璧を目指していますよ。

お陰で今は毎日6時出勤です!
朝の2時間で更新情報の確認や厚労省からの指示等を周知して
8時からは通常の救命での看護業務にあたっています。

夕方勤務が終わる頃には、
その日のうちに入った新情報を元に関係スタッフでの
ミーティングが持たれるので帰宅は11時近く・・・。

そこで渡された資料を再確認して、
明日には救命の一般看護師さんへ周知するため
救命用に内容を選別して書き直してプリントアウトすると
ここ数日ベットに入るのは午前2?3時ごろ。。。

5時に起きてランディと軽めのお散歩に出て
直ぐ出社する日々が続いています。
彼にはチョッと可哀想な思いをさせてしまっています。。
明日には母が来てくれるので
彼のお散歩はもう少し時間を取れるように成るけれど・・。


先が見えない状況でこの睡眠不足はチョッと辛いけど
これが取越し苦労になることを祈って
もう暫くがんばりますね!


今日は既にGWに突入ですね。
皆さんはどうぞ楽しい休日をお過ごしくださいね!

余り神経質になり過ぎることは無いですよ。
今のところお肉だって普通に食べて問題ないようですし
美味しい物をみんなで食べれば
それだけで元気が沸いてきますもの。

ただ、帰ったらうがい手洗いを忘れずにね!



いざとなったら「発熱外来」などへ相談され
必要となれば指定病院で早めの治療を施せば
完治する可能性の高いインフルエンザですよ。
余り恐怖心で一杯にならないでいてくださいね!

もし病院へ行かなければ成らなくなっても
どこの病院でも私たち医療従事者が最善を尽くしますから!











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